ども。夢を見るとき、96%以上は悪夢のさん太(@PonkotsuSanta) です。(いい夢見たい)
うつ病や睡眠障害をもつ方にとって、毎日の睡眠の「質」と「量」の確保って難しい課題ですよね。
眠りが浅いのか、以前は毎日のように悪夢を見ていました。
・どこかの戦争に巻き込まれる(最前線)→あっけなく撃たれる→BADEND
・謎の異形のモノに追いかけられる(異常に足が速い)
→当然すぐ捕まる→BADEND
・ゴ○ラ的な大怪獣登場→ビルの倒壊に巻き込まれる→BADEND
・ゾンビの群れ(異常に足が速い)から逃げる→すぐ捕まる→BADEND
・渡っている橋などが突如崩れる→リアルな落下感→BADEND
・ひたすら上司の説教をくらう→でも内容は意味不明→BADEND
・自分の担当ではない謎の仕事が大量に降ってくる→BADEND
…等、バリエーションは100種類以上!
・ベッドに入ってもなかなか寝付けない
・夜中に何度も目が覚めてしまう
・悪夢をよく見る。夜な夜なゾンビに襲われうなされる
・早朝に目が覚めてしまい寝足りない
・朝、気持ちよく起きれない
・日中眠くてしかたがない
そもそも「良い睡眠」とは?
「良い睡眠」とは、睡眠の「質」と「量」で決まります。
睡眠の「質」が低ければ、どれだけ寝ても寝足りない、疲れが取れない原因になります。
逆に「質」が高くても、2〜4時間程度の睡眠では日中眠くなってしまうでしょう。(ショートスリーパー体質の方を除く)
よって、どちらかが欠けても良い睡眠をとれないため、睡眠の「質」と「量」のどちらも高める必要があります。
自律神経を整えると睡眠の質は上がる?
・自分の意思でコントロールできない
・「交感神経」と「副交感神経」から構成される
・「交感神経」→活発になると覚醒・興奮状態になる
・「副交感神経」→活発になるとリラックス・眠気をもよおす
パソコンやスマホを使わないときは画面や電源をオフにしますよね?
人の体も同じで、自律神経が身体のオン・オフを切り替えながら活動と休息を行っています。
しかし機械と違って人間の自律神経は、意識的に働かせることができないので、食事や運動、入浴などで間接的にコントロール・誘導してやる必要があります。
特に、過度なストレスがかかったり、抑うつ状態のときは、自律神経の働きが乱れがちになります。
すると、夜眠れなかったり、逆に日中眠くて仕方がなかったりなど、生活に支障をきたしますので、普段より念入りに食事、運動、入浴の質とリズムを見直すことが、自律神経を整え、質のいい睡眠につながるカギになります。
自律神経を整え睡眠の「質」を高めるポイント
・就寝の3時間前に夕食をすませる
・毎日適度な運動をする
・シャワーですませずしっかりお風呂に入る
・風呂に入った後はスマホやパソコン、テレビを見ない
・ハーブティーなどでリラックスする
・エアコン・扇風機の使い方に注意する
・眠くなってからベッド(布団)に入る
・毎朝、日光を浴びる
これ全部やらないとダメなのか?
睡眠環境を整える
・自分に合った枕(できればオーダーメード)
・リラックスできるパジャマやルームウェア
・羽毛布団(軽い・温かい・蒸れにくい)
・アロマディフューザー&加湿器
・スタンドランプ(間接照明)
良い寝具を使うことは、良い睡眠に投資することです。
特にマットレスと枕は眠りの質に直結するので、納得のいく上質なものを選んだほうが良いです。
私の場合は寝具全部で10万円弱ですが、それだけで一泊1万円前後のホテルよりは寝心地の良い睡眠環境を作れました。
まずは予算内でできるところから揃えてみましょう。
就寝の3時間前に夕食をすませる
夕食が遅いと、睡眠時にも胃に食べ物が残っている状態になり、寝付きの悪さにつながります。
特に肉や、油の多い料理は消化に時間がかかるため、夕食で摂ることは避けたほうが無難です。
・平均2~3時間
・肉や揚げ物などは4~5時間
どうしても夕食が遅くなる場合に私が使っている技が「補食」です。
必要な栄養、エネルギーを摂取するために、通常の3食に加えて何かを食べること
昼食と夕食の間隔が開きすぎると、夕食を食べたときの血糖値の上昇が急激になります。
結果、余った糖質は脂肪に変換され、太りやすくなってしまいます。
ですので、夕食が遅くなる場合には、昼食と夕食の間に適度な栄養(補食)を摂り、夕食での血糖値上昇や消化にかかる負担を減らすようにしましょう。
・おにぎり(肉入りは避けたほうが良い)
・サンドイッチ(甘いもの、肉入りはNG)
・ナッツやドライフルーツ
ポイントは、血糖値を安定させるために「糖質(炭水化物)」を少しだけ補給することです。
なので、過度に甘い物や、肉、揚げ物は避けたほうが無難です。
(ナッツやドライフルーツは食べ過ぎに注意)
そして、補食で糖質を摂取した分、ちゃんと夕食は控えめに調節することをお忘れなく。
せっかく補食を摂ったのに、夕食も普段どおり食べると完全にカロリーオーバーになります。
丸っと1食抜くのはどうなんだ?
一日2食にすると、1食分の消化にかかる負荷が重くなるので身体にとっても良くないしね。
・1日3食が基本
・食事ごとの間隔は4〜7時間を保つ
・間隔が空きそうであれば補食で補う
・寝る3時間前には食べ物を摂らない
・夕食は、野菜や消化に良いものを中心に摂る
・夕食は、肉や揚げ物を極力摂らない(消化に時間がかかる)
・簡単でいいので、朝食は必ず食べる(バナナなど果物がおすすめ)
毎日適度な運動をする
私も一時期ジムに行っていたことがあるのですが、アスリートや何らかの大会をめざしている人でない限り、ジムに行く必要はないと考えています。
健康増進が目的の運動は、普段の生活や自宅でも可能です。
・3km以内は電車を使わず歩く
・車の「ちょい乗り」はせず歩くか自転車で行く
・エレベータでなく階段を使う
・気分転換にストレッチや社内ウォーキングをする
・自宅でできる自重トレーニングをする
学生の頃、部活やマラソン大会でくたくたになった日は寝付きもよく普段より熟睡できた、という経験はありませんか?
これは、日中運動することで身体の「深部体温」(体内部の温度)が上がり、就寝前に放熱されることで深部体温が下がって「副交感神経」が優位になり、身体が「睡眠モード」に移りやすいためだと言われています。
【参考】深部体温と睡眠についてより詳しい記事はこちらから
睡眠と体温(テルモ体温研究所)
シャワーですませずしっかりお風呂に入る
こちらも運動と同じく「深部体温」を上げるために有効です。
ただし、入浴方法を間違ってしまうと逆に寝付きにくくなるので、効果的な入浴方法を知っておくことが大事です。
・お湯の温度は「ぬるめ」が基本(38~40度程度)
※基礎体温から+2~3℃程度がちょうどいい
※熱めだと身体が興奮状態になり寝付きにくくなる
・入浴は寝る1〜2時間前に
・「半身浴」が「全身浴」より心臓に負担がかかりにくくリラックスしやすい
・長風呂は禁物。入浴は長くても30分までにしておく。
シャワーは身体が温まりにくく水圧の刺激もあるので、目覚めのリフレッシュには向いていますが、快眠には「半身浴」が最適です。
もっと早く知っていれば…。
運動、入浴の方法は体質や体調によってベストな時間やタイミングが違うため、上記を参考に自分に合ったアレンジを加えてみてください。
風呂に入った後はスマホやパソコン、テレビを見ない
スマホやパソコン、テレビなどから発せられるブルーライトは、目に入ると睡眠を促すホルモン(メラトニン)の分泌を抑制する働きがあることがわかっています。
あと、最近増えたLED照明からもブルーライトは出ているので注意です。
ですので、質の良い眠りのためには、家に帰ったらなるべくこれらの機器は見ないで、空いた時間を本での読書やストレッチにあてることが望ましいです。
すると見事に、眠れない、夜中に起きる、目覚めが悪いなど、睡眠に支障が出たんですよね。
なので、夜は早く寝てその分早く起き、朝にブログを書くようにしました。
早寝早起きは、頭のさえている朝にまとまった時間を作るためにもおすすめの方法です。
①頭のさえている朝にまとまった時間を作れる
②夜にお腹が空いて余計な夜食をとらなくて済む
③人より早く移動したり仕事を始めれば混雑を防げて効率がいい
ハーブティーなどでリラックスする
これは最近取り入れた方法なのですが、寝る前にハーブティーを飲むと格段に眠りの質が高まるように感じます。
私は薬の副作用が強く出てしまう体質なので、あまり薬には頼りたくないのですが、そんな方にもぴったりです。
・ハーブが自律神経をサポート
・香りに癒やされる
・ノンカフェインで安心して飲める
私が飲んでいるハーブティー「ナイトリセットブレンド/MENT」
・睡眠やメンタルに不調をかかえた人に向けた独自のブレンド
・香りが良く癒やされる
・苦味や渋味がなくすっきり飲める
(美味しくないと続けられないので大事!)
・パッケージがおしゃれ
・定期お届け便で申し込んでも、いつでも休止申し込みができるので、飲み忘れても安心
エアコン・扇風機の使い方に注意する
もともと身体には体温を調節するしくみが備わっているので、睡眠中にエアコンや暖房器具、扇風機をつけっぱなしにしたり、身体に直接あたるような使い方をすると、必要以上に体温が上下してしまい、眠りの質が悪くなったり、体調を崩しやすくなります。
・エアコンは就寝前に切るか、少し暖かめの温度設定で運転
※風を直接浴びるのはNG
・扇風機の風を直接浴びるのはNG(気持ちは良いけど…)
※上向きに角度調節してサーキュレーターとして使う
・電気毛布は事前に温めておき、寝る前に切るか弱設定で使う
(→ダメです)
眠くなってからベッド(布団)に入る
ベッドでゴロゴロするのが人生の醍醐味だろ。
オレからベッドを取り上げたら何も残らないぞ。
眠くなるのは体温がうまく下がっていている証拠です。
逆に眠くなっていないのに布団に入ったり、冬寒いからといって、眠くなる前に布団に入ると体温が下がらずに寝付けない原因になります。
布団に入っても眠れない場合は、無理に眠ろうとせずベッドから出て、本で読書や軽いストレッチやマッサージをして自然に眠くなるのを待つのがおすすめです。
その時、部屋の照明が明るすぎると目が冴えてしまうので、間接照明がベストです。
毎朝、日光を浴びる
朝起きたら陽の光をしっかり浴びることで、身体が「睡眠モード」から「活動モード」に切り替わります。
また、朝日を浴びると体内時計がリセットされ、およそ14~16時間くらいで再び眠くなるようなしくみになっています。
陽の光が自然と差し込む部屋なら良いですが、日の当たりが悪い場合は意識的に外に出て陽の光を浴びるようにしましょう。
睡眠の「量」を確保するポイント
睡眠の質が高くても、睡眠の「量(時間)」がそもそも少ないと、心身の疲れはとれにくくなります。
適切な睡眠時間=7時間程度と言われていますが、個人差がかなりあり、加齢によっても変わってきます。
周りの人に聞くとわかるように、みんな結構まちまちだったりしますよね?
なので、睡眠時間について、これがベスト!というものは人それぞれですが、明らかに睡眠時間不足の場合は時間の確保が必要です。
・毎日決まった時間にベッドに入る
・適度な昼寝をする
・残業をなるべく減らし、飲み会を極力断る
・夕方以降にカフェインの入った飲み物を飲まない
毎日決まった時間にベッドに入る
以前は「睡眠のゴールデンタイム」と言われる22時〜翌2時に眠るのが良いと言われていましたが、最近の研究では、時間帯よりも「眠りはじめの最初の90分の質」をいかに高めるかが、疲労回復や成長ホルモンの分泌に影響していることがわかっています。
朝起きてから、およそ14~16時間経つと自然と眠くなることを考えると、眠いのに無理して起きていたり、夜更かししてテレビや映画を見るのは体内時計のリズムを乱してしまうので、得策とは言えません。
基本的には就寝・起床時間のリズムは規則正しく守ることが鉄則です。
適度な昼寝をする
夜の睡眠に気をつけていても、日によっては日中眠くなる時があります。
そんなときは、無理せず昼寝したほうが、頭の中がリセットできてその後の冴えが格段に良くなります。
・時間は10〜20分程度
・深く眠りすぎないよう椅子に座った状態で寝るのがおすすめ
・寝る前にコーヒーを飲んでおく
→コーヒーの覚醒効果で眠りすぎを防げ寝起きも良くなる
とはいえ、昼寝はあくまで夜眠れなかった分の補助的な仮眠とし、慢性的に眠気が続くようなら、睡眠環境の改善や睡眠専門のクリニック受診をおすすめします。
残業をなるべく減らし、飲み会を極力断る
健康を最優先するなら、毎日の残業はなるべく減らすべきです。
もし22時に寝ようとすると、19時までに食事を済ませておきたいので、必然的に「定時退勤」となります。
※繁忙期など、どうしても残業が必要な場合は、先述の「補食」などで対応します。
帰ってくるとクタクタで風呂に浸かりながら居眠り。
完全に睡眠のリズムが崩れていました…。
また、飲み会も行く必然性がないものはできる限り断っています。
もともとお酒に強くないのと、アルコールは深い眠りを妨害するためです。
そして、居酒屋メニューと言えば、焼き鳥や揚げ物など「夜に食べたらダメなやつ」のオンパレードですよね。
どうしても付き合いで飲みに行かざるを得ない場合は「自分のペースで飲むこと」「一次会で切り上げること」を意識しましょう。
夕方以降にカフェインの入った飲み物を飲まない
私はコーヒー好きですが、覚醒効果があるため夕方以降は控えるようにしています。
あと、お茶(緑茶、紅茶、烏龍茶等)、ココアやチョコレート、コーラ等にもなにげにカフェインが含まれているので注意です。
特にお茶系はゴクゴク飲めるので、水代わりに飲んでいるとカフェインの過剰摂取につながりやすいです。
カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。
調べてみると、まさか中毒症状があったとは…。
一般的にはレギュラーコーヒー3~5杯程度であれば問題なしと言われますが、許容量は個人差があるので、違和感を感じたら飲むのを控え、麦茶やノンカフェインタイプの紅茶、ハーブティーに置き換えるのが良いでしょう。
まとめ〜睡眠の質が上がって良かったこと5つ〜
②悪夢(というか夢自体)を見なくなった
③寝付きがよくなり目覚ましなしで起きられるようになった
④うつ病の不安症状が出にくくなった
⑤感覚過敏がやわらぎ楽になった
一般の人であれば、①日中の眠気がなくなるだけでも十分ですが、うつ病と付き合いながら働いている身としては、②〜⑤の効果もかなりありがたいものです。
「人生の1/3は睡眠」なんて言いますが、健康的な生活、いい仕事のベースには質のいい睡眠が欠かせません。
「最近熟睡できてないな〜」という方は、本記事をきっかけに毎日の睡眠を見直してみてはいかがでしょうか?
ハーブティー「ナイトリセットブレンド」/MENT