ども。さん太(@PonkotsuSanta)です。
私は社会人になりたての頃、ストレスもあってか、毎週のようにスナック菓子やチョコレートを買いだめして食べていました。
仕事もデザイン業というデスクワークだったので、典型的な運動不足。
その結果、20代にしてぶくぶくと太っていきました…。
そう考えてたどり着いたのが、おやつを「ポップコーン」に置き換える方法でした。
「30代&ジム通いなし」でもリバウンドせず理想体型をめざす「がんばらないダイエット」でも少し触れた「ポップコーン」の効果ですが、今回はさらに深掘りした内容を書いていきます。
・ダイエットしつつ食べられるヘルシーなおやつを知りたい
・不健康なお菓子やインスタント食品を食べる習慣をやめたい
・食欲をコントロールして体型キープしたい
・「おやつ代」を節約して食費を減らしたい
意外とヘルシー?ポップコーンのここがスゴイ!
手軽に食べられるので、なんとなく「ジャンクフード」のイメージが強いポップコーン。
でも調べると、意外にも食材の優等生だということがわかります。
また栄養面の他にも、「常備食・非常食」としても優秀という隠れたメリットもあります。
- 「不溶性」食物繊維が豊富
- 全粒穀物だから栄養バランスが良い
- 少ない量でも満腹感を得られる
- 「夜寝られない」「睡眠が浅い」人にもおすすめ
- 長期保存ができて調理もかんたん
- 地球環境にもやさしい「スマートフード」
- 「アウトドア食」や「非常食」としても優秀
- お財布にやさしく経済的
「不溶性」食物繊維が豊富
ポップコーンには「不溶性」の食物繊維が豊富に含まれています。
不溶性食物繊維は、「お通じが気になる」方におすすめの成分としてよく知られていますね。
試しに「ポップコーン 食物繊維」でGoogle検索すると、100gあたり9g含まれているようです。
食物繊維が豊富そうな緑黄色野菜の代表である、生のにんじんやほうれんそうが100gあたり2〜3gであることを考えると、いかに多いかがわかります。
という人は要注意。
実は、野菜に含まれた不溶性食物繊維は、ジュースを絞った「絞りカス」に含まれるため、野菜ジュースではほとんど摂取できないのです。
全粒穀物だから栄養バランスが良い
食物繊維の多さ以外にも、ポップコーンが優れている点はまだまだあります。
栄養が多く含まれる「皮」も、まるごと食べられるポップコーン。
抗酸化物質であるポリフェノール、ビタミン、ミネラル、タンパク質をバランスよく含んでいます。
少ない量でも満腹感を得られる
ポップコーンは、食物繊維が多いため、パン屋麺類など主食に比べて消化がゆっくりです。
さらに食物繊維が胃の中でふくらむため、少量でも満腹感を得やすいのだそうです。
また独特の形状と歯ごたえがあるので、しっかり噛んで食べることになり、早食いができません。
時間をかけて食べることにより、少ない量でも満足感が得られるのです。
「夜寝られない」「睡眠が浅い」人にもおすすめ
睡眠の質を改善するため、ありとあらゆる方法を方法を試した結果、特に効果的だったのが「夜に重い食事を摂らない」という方法。
夜に寝られない、睡眠が浅い理由には「食事」が密接に関わっていて、例えば次のような方は要注意です。
②夕食を完全に抜いている(空腹感で寝られない)
③夕食をつい食べすぎてしまう
仕事終わりが遅くなりがちな社会人は、夕食時間がどうしても遅くなります。
消化に時間のかかる肉類や、揚げ物やカップ麺のような油分の多い食事を夜遅い時間に食べると、寝ている最中も消化器官が働き続けるので、睡眠の質が落ちてしまいます。
反対に、夕食を完全に抜いた場合、空腹が気になってベッドに入ってもなかなか寝付けません。
ポップコーンであれば、揚げ物やスナック菓子に比べ油分が少なく、穀物なので肉類に比べ胃への負担も軽く、適度な満腹感も得られます。
また平日の夜は、仕事の疲労感から空腹感が強く、夕食・夜食を食べすぎてしまいがち。
夜にカフェインの入ったお茶やコーヒーを飲むと眠りが浅くなってしまうので、水分補給はノンカフェインで満腹感も得られる「炭酸水」がおすすめ。
砂糖や人工甘味料が入っていない「純粋な炭酸水」をケース買いで常備しています。
長期保存ができて調理もかんたん
乾物であるポップコーンは、生のとうもろこしに比べ長期保存がききます。
フライパンひとつでさっと作れるので、常備しておけば、夜食やちょっと小腹がすいたときの対策にもなります。
夜中に食べるカップ麺ってなんであんなにウマいのか…
…という方(猫?)に特におすすめ。
さらに「シリコンスチーマー」があれば、電子レンジで「チン」するだけで食べられるお手軽ぶり。
身体に悪いとわかっていながらつい食べてしまうカップラーメンやお菓子などのジャンクフード。
ポップコーン習慣は、これらを食べるクセを無理なく上手に断つことができます。
「ミニマリスト」や「エコ意識の高い人」にもポップコーンは好相性
近年、余計なものを持たずシンプルに暮らす「ミニマリスト」「ミニマリズム」といったライフスタイルが流行しています。
ポップコーンは「小鍋かフライパン」「ガス(IH)コンロ」があれば調理でき、味付けも「塩」だけで十分。
余計な調味料をもつ必要がありませんし、「豆」の状態であればスペースも取らないので、とっても合理的な食材と言えます。
また「まるごと食べられる」ので、生ゴミや包装ゴミも最小限にでき、これから注目度が高まる「SDGs(持続可能な開発目標)」にも合致した「スマートフード」と言えるでしょう。
実は「アウトドア食」や「非常食」としても優秀
震災や感染症の流行など有事の時は、各地で「食品の買いだめ」騒動が発生します。
ポップコーンは長期保存ができ、小鍋やフライパンと火力があれば調理できるので、震災など「いざという時」の非常食や持ち出し食としても優秀。
例えば、パックご飯は「レンジがあれば」すぐ食べられるのですが、レンジがなく湯煎が必要な場合、「深めの鍋」と「お湯」を準備して、10分程度待たなくてはなりません。
その点、ポップコーンはパックご飯や缶詰など「重くかさばる」食品に比べ軽く、コンパクトに持ち運べるので便利。
キャンプやアウトドアで「ちょっと小腹がすいたな…」という時もサッと作って食べることができます。
お財布にやさしく経済的!
映画館やテーマパークでおなじみのポップコーン。
市販品のお値段はそれなりにしますが、自分で作ればかなり安く作れてしまいます。
私がリピート購入している下記のポップコーン豆だと、なんと1食24円。(※)
(※)3袋(3kg)1430円÷60食=約23.8円(1食50gで計算)
その他、食費を「年49万円」節約する裏技的な方法はこちらの記事にまとめています。
「ポップコーンダイエット」を考察。注意したい4つのポイント
以上の理由から、とても優秀な食材である「ポップコーン」。
ネットで「ポップコーンダイエット」と検索すると色々な情報が出てきます。
しかし、優良食材といえど「注意すべきポイント」はあります。
なんてことにならないために、注意点も知っておきましょう。
【注意点①】「ダイエット効果」を期待するなら市販品は買わずに「手作り」
ポップコーンは、炒って塩を振るだけで食べられるシンプルな食材。
でも、市販のポップコーンの原材料表示を見ると、余計なものがかなり使われていて、とてもダイエット食とは言えません。
なので、せっかくポップコーン習慣を始めるなら、だんぜん手作りがおすすめ。
手作りなら、油の塩分の種類や量も目的や好みにあわせて調節できます。
なにより、できたて熱々のポップコーンは、一度食べると市販品が欲しくなくなるほどの美味しさです。
また、シンプルかつ自然な味に慣れてくると、不自然に味の濃いスナック菓子やジャンクフードは「まずい」と感じるようになるので、不健康な食事を避けられるというメリットもあります。
【注意点②】油や味付けが濃すぎるのは逆効果
ポップコーンを手作りするメリットは油や塩分の量を調整できることです。
しかし、油っこいものや、濃い塩味やキャラメル味など「濃い味付け」が好きな人は要注意。
味付けを薄くすれば、ポップコーン本来の「素材の美味しさ」を楽しめるようになりますよ。
【注意点③】よく噛まない・早食いはNG
ポップコーンは手軽に食べられるスナックです。
そのためテレビや映画を見ながらつまむ、という食べ方が多いでしょう。
しかし、「食べた満足感」を最大限に得たいなら、よく噛んで食べるほうが効果的。
また、ポップコーンはところどころ固い部分があるので、よく噛み砕いて食べたほうが消化の面でも体にやさしいです。
【注意点④】「ポップコーンだけ」を食べる極端なダイエットは禁物
ポップコーンに限った話ではないですが、よくある「●●●だけを食べるダイエット」は、栄養バランスの観点から危険です。
ポップコーンも栄養素を多く含むとはいえ、それだけを食べれば良いわけではありません。
ポップコーンを食べていいのは「一日一回」までにしたほうがいいでしょう。
また、食事を丸々ポップコーンに置き換えるののではなく、「夜食のカップ麺」などの置き換えや、食欲の解消に食べるのが良いと思います。
合わせて摂りたい、スーパーで手軽に買えて栄養豊富な食材リストは別記事にまとめています。
これらの食材もバランスよく食べて健康的な身体をめざしましょう。
飽きずに続けられるポップコーン習慣のコツ&アレンジレシピ
何か1つの食品を食べ続けるダイエットって、いつの間にか飽きてやめてしまっていませんか?
その点ポップコーンはシンプルな味付けで、アレンジが利くので無理なく続けられます。
基本の作り方と上手に作るポイント
・ポップコーン豆 50g
・オリーブオイルや植物油
・塩(胡椒)少々
・フタのできるフライパン
※豆、油、塩・胡椒の量はお好みでOK
-
【作り方】
- フライパンに少量のオリーブオイルとポップコーン豆を入れフタをする
- 中火で熱し、油が温まってきたら、フライパンをゆすってコーンにまんべんなく油が行き渡るようにする
- コーンが弾け始めたら少し火を弱め、コーンが焦げ付かないようにフライパンをゆする
- 音がやんだら火を止めしばらく放置(予熱で弾けるコーンもあるのでフタは取らない)
- 軽く塩(胡椒)を振ってできあがり
上手く焦げずに作るポイントは2つ。
①コーンを入れすぎないこと、②最初にしっかりフライパンをゆすってコーンに油を絡めることです。
コーンを入れすぎると、弾けきるのに時間がかかり、不発や焦げ付きが起こりやすくなります。
多くてもフライパン底面積の8〜9割くらいに抑えると良いでしょう。
油は、食感を良くするだけでなく、コーンにフライパンの熱が伝わりやすくなり、よく弾けるようになります。
弾け始める前からフライパンを揺すって、しっかり油をコーンに絡めましょう。
最適な火加減は、手持ちのコンロの火力次第になります。
私は火力が控えめなIH調理器なので、強火だけでも焦げ付きは少ないですが、ガス火の場合は加減してください。
油はオリーブオイル、キャノーラ油、ごま油、バターなど少しずつ混ぜても味に変化をつけられます
「上質なポップコーン豆」を選ぶのが大切
ポップコーン習慣を続けるためには「上質なポップコーン豆」を選ぶのもポイントです。
私も最初の頃は、原料のポップコーン豆をスーパーで買っていましたが、粒が小さかったり、弾けない「不発コーン」が多いなど不満がありました。
そこで通販でも数種類のポップコーンを取り寄せ食べ比べたところ「まめやの底力」ブランドのポップコーンに落ち着きました。
「まめやの底力」さんのポップコーンは「粒が大きく」「不発が少ない」のが特徴。粒の色・ツヤも良く、他の商品とはひと目見て違うとわかる品質です。
私は送料無料の3kgセットをリピートしていますが、美味しいので3ヶ月ほどでなくなります。
「いきなり3キロはちょっと多いな…」という人はまずは「1袋」から始めてみるのがおすすめ。(※ただしこちらは「送料」がかかります)
「シリコンスチーマー」でもっと簡単にポップコーンが作れる
フライパンひとつで簡単にできるポップコーンですが、
……という方(猫)は、「シリコンスチーマー」でもポップコーンが作れます。
「シリコンスチーマー」とは、温野菜や煮物などがレンジで簡単にできる便利な調理器具。
レンジからそのまま食卓にも出せ、そのまま器になり洗い物が減るので家事の時短に役立ちます。
それだけでも十分便利なシリコンスチーマーですが、ポップコーン豆を入れて電子レンジに入れるだけで自動でポップコーンができあがります。
フライパンは火加減が難しく、目を離した隙に「焦げる」ことがよくあるのですが、電子レンジならその心配がありません。
シリコンスチーマーでポップコーンを作る場合の材料と上手に作るポイントはこちら。
・ポップコーン豆 50g
・オリーブオイルや植物油
・塩(胡椒)少々
・シリコンスチーマー
※豆、油、塩・胡椒の量はお好みでOK
-
【作り方】
- シリコンスチーマーにポップコーン豆を入れ少量のオイルを回しかける
- 500Wで2分ほどレンジで温め、油が温まってきたらレンジから取り出し、スチーマーをゆすってコーンにまんべんなく油をからめる
- 再び500Wで5分ほど温める(コーンが勢いよく弾ける音がする)
- 温め終わったスチーマーは熱いので、粗熱がとれるまでしばらく待つ(予熱で弾けるコーンもあるのでしばらく放置したほうが無難)
- フタを開け、軽く塩(胡椒)を振ってできあがり
ポイントは、②でポップコーン豆にオイルをしっかりからめることです。
ポップコーンが弾けるためには、一定以上の熱が必要です。
電子レンジは食材の中の水分を振動させて温めるのですが、乾燥していて水分量の少ないポップコーンは温まりにくく、調理に時間がかかります。
レンジで熱されやすい油をコーンにからめることで、油の熱がコーンに伝わり、弾けやすくなるのです。
シリコンスチーマーは、蛍光色の安っぽいデザインのものが多い中、「Maitre Francais(メトレフランセ)」はそのままテーブルに出しても恥ずかしくないデザイン。
さらに、本体に金属フレームが入っているため、シリコン特有の「ふにゃふにゃして安定感がない」というデメリットを解消しています。
【レンジでチンするだけ】面倒くさい人は「コストコ」のポップコーンがおすすめ
そんな方(猫)にとって「救世主」になるのが「Costco(コストコ)」の自社ブランド「カークランドシグネチャー」のポップコーンです。
外装の赤いプラ袋を破って、中に入っているクラフト紙入りのポップコーンを皿などに乗せ、レンジでチンするだけ。(500Wで4〜5分)
しばらくすると「ポン!ポン!」とポップコーンが弾ける音がして、こんなにふくらみます。
映画館でおなじみの「塩バター味」の味付け済みなので、レンチンした後は袋を破って食べるだけ。洗い物も不要なのでめちゃめちゃラクです。
オイルが使われているので「ノンオイル」にこだわる方には不向きですが、手軽にできたてで美味しいポップコーンを食べたい方にはとっても便利。
本来「コストコ」は会員制スーパーなので、年会費を払って有料会員にならないと買えませんが、実はAmazonでも購入できます。
コストコ店舗だとボックス売りしかないのですが、Amazonなら小分けの8袋パックがあるので「お試し」にぴったり。1食約80円ほどです。
ポップコーンの激ウマアレンジレシピ
ポップコーンは、元々ほとんど味がないので和洋あらゆる調味料が使えます。
冷蔵庫の余った調味料を使い切ることもできて一石二鳥。
シンプルに塩だけでも十分美味しいのですが、おすすめの「激ウマ・アレンジレシピ」をご紹介します。
※味付けのタイミングは、コーンが完全に弾け終わった後がベストです。
和風しょうゆ&青のり味
・ポップコーン豆 50g
・植物油+ごま油(少々)
・無塩バター 5g(あれば)
・醤油(スプレー容器にいれておく)
・青のり(あおさ)
・胡椒
油とバターを一緒に火にかけてコーンを炒ります。
コーンが完全に弾け終わった後にフライパンのフタを開け、味付けします。
醤油はまんべんなくかけるスプレー容器に入れるのがベスト。容器は100円ショップで買えます。
味付けのポイントは、「調味料をかける」→「フタをしてゆする」→「調味料をかける」を2〜3回繰り返すこと。
これでまんべんなく全体に味付けができます。
辛うまチーズ味
・オリーブオイル(植物油)
・無塩バター 5g(あれば)
・チリソース(タバスコ)
・粉チーズ
・粉パセリ
・塩・胡椒
冷蔵庫で余らせがちなチリソース(タバスコ)を少し振りかけるだけで辛さがクセになるやみつきフードに。
チーズやソースにも塩分が入っているので、塩は控えめに振るのがポイントです。
【まとめ】ポップコーン習慣で上手に食欲コントロール
以上、実は健康食かもしれない、ポップコーンの効果と激うまレシピについてまとめました。
私自身、ポップコーン習慣をはじめて体型がキープできるようになり、去年の健康診断より体重も改善。
同僚たちから「何してるの?」と聞かれると、本記事に書いた内容を紹介するようにしています。
ポップコーン習慣の一番のメリットは「食欲をコントロールできるようになる」ことだと思っています。
現代は、コンビニや外食、加工食品にあふれていて便利な反面、余計な添加物が入った食事を日常的に摂るようになりました。
そういった食事を毎日続けていると、食欲も必要以上になっていくのかも知れません。
私も、うつ病をきっかけに食生活を見直し、シンプルな素材・味つけの料理に切り替えたところ、ふくれ上がっていた食欲を上手にコントロールできるようになりました。
医療費負担も増えてくる今後のために、上手に食欲コントロールして、ベストな健康状態をキープしましょう。
「家計もダイエットしたい」方は以下の記事が役に立ちます。