ども。さん太(@PonkotsuSanta)です。


生活を豊かにする上で、お金を上手にやりくりするスキルは欠かせません。

過去記事の「家計の黒字化」では、基本的な考え方をご紹介しました。

今回は、もう少し深堀りして、具体的な金額を例に「どこを削れば大きく節約できるのか」を解説します。
東京・一人暮らしのわが家の家計簿もバラしつつ、わかりやすく説明しますので、家計改善の参考になれば幸いです。
・収入は悪くないけど毎月お金が残らない
・節約しようと決意してもなかなか継続できない
・東京で一人暮らしする節約のポイントを知りたい
・子供やマイホームのためにまとまった金額を貯めるコツを知りたい
【東京一人暮らし】毎月20万円を貯めるわが家の家計簿公開

項目 | 金額(円) | 備考 |
---|---|---|
住居費(賃貸) | 25,500 | 東京23区内(住宅補助あり)Wi-Fi含む |
自動車関連 | 0 | 売却前は月3万円 |
食費 | 20,000 | 外食費含む |
水道光熱費 | 9,300 | 水道:3,800円/ガス・電気5,500円(合算) |
電話・通信費 | 0 | 楽天モバイル(1GB以内は月額0円) |
被服・美容費 | 5,000 | |
医療費 | 600 | 定期検診など |
保険料 | 4,400 | 満期後返還あり |
交際費 | 700 | |
趣味・レジャー | 1,300 | |
旅行・交通費 | 10,000 | |
雑貨・日用品 | 4,000 | |
書籍代等 | 4,000 | |
ローン | 0 | |
奨学金 | 0 | 返還完了(完済前は月9,200円) |
支出合計(B) | 84,800 | |
手取り収入(A) | 300,000 | |
(A)-(B) | 215,200 |
※医療費や理容室など毎月利用しないものは、年間の支出を12で割った金額を入れています。
以上から、約20万円は平均的に黒字になっていることがわかります。
私の場合、養育費がかからないこと、住宅費補助がありますが、大きく節約できるポイントを絞れば、家賃の高い東京での一人暮らしでも毎月10万円以上の貯金は可能だと思います。


電話・通信費は、「楽天モバイル」にすることで、月々1GBまでの利用なら「月額0円」にできます。

楽天モバイルに乗り換え後、利用料金は「0円」に。恐るべし楽天モバイル
楽天モバイルで利用料を「月額0円」に抑えるテクニックはこちらの記事で詳しく解説しています。

- 対面なし&ネットだけで簡単15分で申し込み完了
- データ3GBまで「1,078円/月(税込)」
- スマホ購入で「最大24,000円分」ポイント還元
- オプション料金なしで通話&SMSし放題(専用アプリ使用時)
まとまった貯金ができるとなぜ良い?貯蓄のメリット5つ
今は特に目標がなくても、まとまった金額を持っておくと、主に以下のようなメリットがあります。
- 精神的に余裕ができる
- 突然の出費も迷わずに出せる
- 家族や親友が困った時に快く援助できる
- 資産運用でさらに増やすことが容易になる
- 今の仕事にしがみつかなくても余裕を持って転職できる
お金は必要以上に持ちすぎても困るかもしれませんが、少なすぎるともっと困ります。

当時はマクドナルドの100円マックすら高級品に見えたものです…

終身雇用の崩壊した現在は、1年後の仕事も保証されないので、「まさか」の時のために、常にまとまった現金は持っておきたいです。
少なくとも生活費の6ヶ月〜1年分、100万円以上は貯めたいところ。
では、現在のわが家の収支を例に、どこを削っていけば貯金できるのかを見ていきましょう。
【節約の第一歩】家計簿を続けるコツ

そんな家計簿初心者の方でも続けられる「ズボラ家計簿術」を紹介します。
私も実践している「家計簿を簡単につける」4つのコツはこちら。
- 家計簿アプリで簡単に管理
- 細かな品目管理はしない
- 電子マネー・カード決済を使う
- クレジットカード・交通系カードは1種類にまとめる
家計簿アプリで簡単に管理

「マネーフォワード」以外にも家計簿アプリは色々あるので、自分の使いやすいアプリであれば何でもOK。
家計簿アプリなら面倒な手書きも必要ないですし、後から集計するのもラクラク。
例えば「今月の食費っていくら使ったんだっけ?」と思ったとき、以下のような一覧にできます。
支払いをQR決済やクレジットカードで行えば、支払った金額が自動で入力されるのでさらに便利です。
細かな品目管理はしない
マジメな方だと、コンビニで買ったコーヒー1つまで品目ごとに家計簿に記入している方がいますが、面倒になればなるほど家計簿は挫折しやすくなります。
私の場合は、普段行く食品スーパーを1つに決めていて、そのスーパーでの買い物の金額をまとめて「食費」として計上しています。

また、後述する「大きな費用」さえしっかり節約できていれば、食費の数十円単位の誤差は微々たるもの。
細かいお金を気にするのはストレスになるので、家計簿を続けるために「あえて目をつぶる」のも手です。
電子マネー・カード決済を使う
最近の家計簿アプリは便利になっていて、レシートを撮影したら家計簿に自動入力してくれるものまであります。
しかし私はそれすらも「面倒くさい」ので、支払いは全て「クレジットカード」または電子マネー払いです。
電子決済のメリットは、家計簿アプリにカードを登録しておくことで、支払いが自動的に家計簿に入力される点。
これなら家計簿アプリに入力する手間を「完全にゼロ」にできます。
現金を持ち歩かなくて良いのでお財布もスリムになりますし、楽天カードなどの高還元カードならポイントもザクザク貯まります。
クレジットカード・交通系カードは1種類にまとめる
カードはできるだけ減らしたほうが管理しやすく、年会費や無駄遣いも減らすことができます。

・交通系ICカード:コンビニの少額決済、JR・バスの支払いに使う
この2枚があれば日常生活のあらゆる支払いがストレスなくできます。
PayPayなどスマホのQRコード決済はひと手間が面倒なので、今のところ使っていません。
【最重要】家計簿で真っ先に節約すべき「5つの大きな費用」
家計の見直しをする場合、まずは「大きな費用」から手を付けるのが鉄則です。
「大きな費用」とは主に以下の5つです
- 住宅・車関連の費用
- 毎月かかる「スマホ」「保険代」の見直し
- 「ふるさと納税」の活用
- 趣味や交際費の見直し
- 各種「借金」の返済
①住宅・車関連費用の見直し
住宅は、居住地や家族構成が固まるまでは賃貸がベストだと考えています。
賃貸であれば、ライフスタイルや仕事が変わっても柔軟に対応できるからです。
また、賃貸住宅はいわば「仮の住まい」ですから、あれもこれも求めすぎない意識が大切。
築年数が多少古くとも、職場から近く安ければ良しとするなど、自分たちの価値観に合わせて「何をあきらめるか」を決めて選ぶと良いと思います。

代わりに建物は古く、築30年ほどですが全く問題ないです
また、進学や就職、単身赴任など「東京で一人暮らし」をする方にとって、生活費がかさむかどうかはほぼ「住宅費(家賃)」にかかっています。
東京都内で立地が良ければ、一人暮らし向けの物件でも10万円前後はしますが、そんな賃貸物件を選んでしまうとほぼ貯金はできません。
ちなみに、東京近郊でもうまく検索すれば、家賃4万円台の「お宝物件」は見つかります。お宝物件の検索方法は以下の記事で解説しています。

次に見直すのが「自動車関連」の費用。
車が2台あれば「1台に減らせないか?」、1台であれば「カーシェアやレンタカーで代用できないか?」を検討します。
私自身、東京に越す前は人口20万人の地方都市に住んでいました。
その街では電車は在来線が一路線しかなく、運行も30分間隔だったので車は「必需品」と思っていました。
しかし、2019年3月に思い切って車を手放してみると、意外にも車なしでも生活にほとんど支障はないことがわかりました。
多少、雨の日の外出や買い出しがおっくうになったものの、それを我慢するだけで月3万円の維持費節約は大きいです。
ネット通販で何でも買えてしまう現代。地方でさえ車は必需品ではなくなっているのですから、東京・大阪を始め大都市に住んでいるなら、マイカーは不要と思います。

②毎月定額がかかる費用の見直し
その次に考えたいのが、毎月の固定費を極力減らすこと。
携帯電話、スマホ、インターネットなどの通信費や、医療保険などは定期的に見直したり、別ブランドに乗り換えることで月々の料金をカットできます。
特にスマホの利用料は、ここ数年の価格競争で月1,000円台になってきています。

私の場合、20代前半はソフトバンク(月額8,000円)を使っていましたが、後にYモバイル(月額3,000円)に変更。
さらに「楽天モバイル」へ乗り換えたところ、月額費用が「0円」になりました。(※データ使用量1GB以下の場合)

楽天モバイルに乗り換え後、利用料金は「0円」に。恐るべし楽天モバイル
楽天モバイルを使うだけで、楽天市場での買い物のポイントが増えるほか、貯まったポイントを毎月の支払いにあてることもできます。
キャリアの乗り換えは少し面倒ですが、各社とも「乗り換え」をサポートするお得な特別プランを用意しています。
「そのまま更新」をやめて、他社へ変更するだけで、年間で万単位の費用を節約できます。
「楽天モバイル」はデータ使用1GBまでが0円/月、どれだけ使っても2,980円(税抜)/月という、コスパ最強クラスのキャリア。
それだけでも十分お得なのに、他ブランドからの乗り換えキャンペーンも頻繁に実施しているので、「スマホ代が高い!」という人は乗り換えを検討してみてください。
- 対面なし&ネットだけで簡単15分で申し込み完了
- データ3GBまで「1,078円/月(税込)」
- スマホ購入で「最大24,000円分」ポイント還元
- オプション料金なしで通話&SMSし放題(専用アプリ使用時)
③ふるさと納税の活用
全国の自治体に寄付するかわり、返礼品として各地の名産品が受け取れる制度です。
控除上限額内であれば実質負担2,000円で、負担額以上の価値のある返礼品をGETできます。
2019年6月から返礼品のルールが厳しくなったものの、ご当地特産品のお米や肉、加工食品が選べるので、うまく活用すれば、普段の食費をかなり抑えることができます。

ふるさと納税を行えるサイトは複数ありますが、迷ったら楽天ポイント還元のある「楽天ふるさと納税」がおすすめ。
楽天の各種セール、お買い物マラソン中に利用すれば、ポイント還元がさらにお得になるのでチェックしてみてください。
一人暮らしの方でも、「ふるさと納税」はやっておいたほうが食費節約になります。ふるさと納税の活用方法とおすすめ返礼品はこちらの記事で詳しく解説しています。


④趣味や交際費の見直し
趣味は人生を豊かにしてくれますが、あまり多いのは考えものです。
惰性で続けるのではなく、人生の節目では取捨選択をしてみましょう。
また、趣味の中にはとにかく「お金がかかる」ものもあります。長い目で見て、コスパが悪そうであれば趣味を「断捨離」することも要検討。
・ゴルフ
・自動車・車いじり
・ダイビング
・スノーボード・ウェイクボード
・課金制のソシャゲやスマホゲーム など
一生モノの趣味を「見極め」、長く続けることが大切です。

また、交際費が月何万円もかかっている場合は、重要な付き合いだけを厳選する必要があるかもしれません。
見極めのポイントは「合理的な選択かどうか」です。

判断に迷う時は、「自分の時間の価値」を意識すると、的確な選択肢を見極めることができるようになります。

⑤各種「借金」の返済
ローンなど借金があって、金利を取られる場合は、早めの繰り上げ返済を検討します。
私は幸い、無利息の奨学金が借りられたのですが、奨学金も「借金」ですので、できるかぎり早く返したほうが後がラクです。

【まとめ】節約志向で「本当に大切なもの」を見失わないために
以上、月20万円が貯まる貯金&節約術にについて、実例を元に解説しました。
節約はダイエットと同じで、「継続すること」「習慣化する」ことが大事です。
無理なダイエットが続かないように、あれもダメ、これもダメのガチガチな節約志向では、人生で大切な「幸福感」さえも失いかねません。
倹約しつつも同時にしっかり「幸福感」を感じられるには、考え方を鍛えることも役立ちます。

そして、貯金&節約は楽しく続けるのがコツ。
例えば、貯金する時は「家族旅行に行くための積立貯金」など目的を明確にすれば、前向きな気持で倹約に取り組めます。
また、難しい試験や仕事を乗り越えたご褒美には、お気に入りの店で外食できるなど、上手にルールを作って「ゲーム化」するのも手。
自分や家族にとって「本当に必要なもの」まで省かないように、コミュニケーションを取ることが大切です。

そんな私でも、たった数年で人生を逆転することができています。

変わろうと思ったらどこからでも変われるのが人間ですね。

これからも、本ブログを通じて人生に役立つ情報やアイデアをシェアしていきますので、何かの助けになれば嬉しいです