ども。さん太(@PonkotsuSanta) です。
「車いらないかも?」と考え始めたのが2019年の年明け。
そうは言っても「キャンプ行くのに助かるし、乗り続けようかな?」と迷ったのですが、税金がかかる前が「売り時」と考え、思い切って売却しました。
本記事投稿から2年弱「車なし生活」を送りましたが、結論から言うと「車はなくても全く問題ない」ことがわかりました。
私は近くのコンビニまで歩いて15分はかかる田舎在住ですが、特に困ることはなく、むしろ歩いたり自転車に乗る機会が増えたので運動になっています。
特に一人暮らしでは「車はいらない」と断言できます。車の維持費に悩んでいる人は本記事をぜひ参考にしてみてください。
・免許取ったし一人暮らしだけどマイカーを買おうか迷っている
・今乗ってる車、気に入っているけど正直維持費が高い……。手放すべき?
・地方はやっぱり「車なし」は不便?
【車はいらない?】私が愛車売却を決めた5つの理由
今回売却を決めた車は「日産ムラーノ」です。
この初代ムラーノは、元々日産が北米市場を睨んで発売したSUV(スポーツ用多目的車/Sport Utility Vehicle)で、当初日本での販売予定はないクルマでした。それが、デザインの秀逸さなどから、後に日本でも販売開始されることになります。
新卒の頃は年収200万の軽自動車さえ買えない収入レベルだった上、一度離職して「一文無し」にもなったのでこの車を買うのは「夢のまた夢」だったのですが、「いつかは」と心に決めて年収を倍増させ、手に入れた一台です。そのため「手放す」のに正直迷いました。
車中泊も快適で、キャンプを趣味で始めてからは荷物もガンガン詰めて重宝したのですが、2019年3月で手放すことに決めました。その理由は5つあります。
- 結局、高級車は「見栄」で乗るものだと悟った
- 一人暮らしには車は必要ない
- 趣味やキャンプも「ミニマム」志向に変わった
- 資産運用を始めて「お金」に対する価値観が変わった
- 【時代の流れ】車社会は確実に「終わり」つつある
結局、高級車は「見栄」で乗るものだと悟った
私がこの車に乗り始めたのは28歳の頃ですが、その時の私は今よりも全然「自信」がなくて、それを「身につけるもの」で隠そうとしていました。
高い車、高給な服や靴・時計など、高価なものを身につけることで「自信のなさ」をカバーしようとしていたのです。
それが、30代を超え実績が積み重なってくると「見栄をはらなくて良い」ことに気づき始めました。
自然に生活費も下がり、今では「月8万円生活」でも満足しています。
一人暮らしには車は必要ない
私は最寄り駅も歩いて30分ほどと遠く、電車も20〜30分に一本の「田舎」に住んでいます。
なので普通の感覚からすると「車は必需品」といっても良いのですが、現代は買い物もAmazon等のネット通販で済みますし、店で大きな買い物をしても後日宅配してもらえば困ることはありません。
デートの時にあれば多少便利かなという程度ですが、それもレンタカーやカーシェアリングを使えば事足ります。
車が他の高額家電と違うのは多くの「維持費」がかかること。日本は中古車が安いので、車両自体はお得に買えたとしても「維持費」は新車も中古車も同じようにかかります。
カード払いや銀行引き落としで気づきにくいですが、車を持つと以下の費用がコンスタントにかかってくるので注意。
・車検費用・自動車税
・自賠責・任意保険料
・自宅の駐車場代
・買い物先等での駐車場代
・洗車やメンテナンスの費用
・コーティングや傷・へこみの補修費用
・タイヤや消耗部品の交換費用
・冬用スタッドレスタイヤの購入・交換費用
日産ムラーノ(Z50型)の維持費は?
月々の維持費は車格や車種・年式、燃費にもよりますが、私の日産ムラーノ(排気量3,500CC)の場合「3ナンバー」で新車登録13年以上だったので、特に自動車税が重くなっていました。
排気量3,500CCの場合、通常の重量税は「66,500円」ですが、環境負荷の観点から新車登録13年以上の車は「15%の重課」となり「約76,400円」の支払いが必要です。
さらにホイールサイズが大きいため、タイヤの選択肢が少なく冬用タイヤの交換も20万円程度が必要でした。
また、ハイオク車で燃費も「9km/L」前後なのでガソリン代もバカになりません。
これらの費用を合算して月額平均にならすと、「月々30,000〜35,000円」くらいが日産ムラーノ(Z50型)の維持費です。
最近のSUVはコンパクト志向なので、昔の「デカくてゴツい」SUVはいまだに人気がありますが、オーナーになるには年間約40万円の出費は覚悟する必要があります。
趣味やキャンプも「ミニマム」志向に変わった
マイカーはスノーボードやキャンプなど「アウトドア」の趣味のある方にとっては便利ですが、30歳を過ぎて「一生続けられる趣味」を厳選した時に、スノボやダイビングは選択肢から外れました。
また唯一残った「キャンプ」も今後はソロキャンプがメインになってくるので、移動は自転車や公共交通機関でOK。「車はいらない」という結論に至りました。
「30代からの趣味の極め方」についてはこちらの記事で解説しています。
私は車以外にも、結構買い物で「いらないもの」を買っては後悔してきました。自戒をこめて全部公開した記事はこちら。
30代からは生活も「ミニマリスト」寄りに洗練させつつあります。持ち物を一気に「半分」に減らしたときの断捨離術も別記事にまとめています。
資産運用を始めて「お金」に対する価値観が変わった
30歳手前から投資信託の積み立てなど細々と資産運用を始めたのですが、投資を始めて良かったのは資産の増加よりも「お金」に対する価値観が変わったことです。
20代までは「消費」「浪費」が中心だった出費を「投資」に向けることで、お金の使い方がシビアになり、費用対効果を重視するようになりました。
排気量3.5Lのハイオク車「ムラーノ」の維持費は、税金・保険・タイヤ交換等々含めて月平均「3万円以上」かかる計算でしたが、自分のライフスタイルでこの「3万円」の元はとれないことがわかったので、最終的に売ることを決断しました。
その他にも、食費や自己投資費用もコスパを常に考え改善を重ねています。
私が実践する投資手法や考え方は「がんばらない投資術」として1ページにまとめています。
もし投資を始めていなかったら「愛着」に負けて、維持費の高い車をズルズル持ち続けていたでしょう。
【時代の流れ】車社会は確実に「終わり」つつある
近年、私が子供の頃にはなかったような「異常気象」を肌で感じるようになりました。
夏場の異常な暑さ、降雪量の減少、大型台風……。
これらは化石燃料の使用の使用等による「地球温暖化」が原因の一つと見られています。
一方で、EV(電気自動車)など石油に頼らない車も発展していますが、コスト面からまだまだ普及には時間がかかりそうです。
インターネットやWEBサービスの進歩により、人は昔のようにわざわざ遠くに出かけていかなくて良くなりました。
そもそも車が「一人に一台」「一家に一台」必要とされる時代は、環境面から考えても「終わり」つつあるのでは、と考えています。
近年、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」が注目されていますが、「持続可能な社会」な社会の実現のため「必要ないものは持たない」「持つならエコなものを」私たち一人一人が選ぶことが未来のために必要ではないでしょうか。
わずか30分で買われていった愛車
「車を売る」というのが人生初のイベントだったので、面倒な手続きが必要なのかと思いきや、割とあっさり売却は完了しました。
私の場合は、昔から付き合いがあり愛車を購入した中古車屋さんに売却もお願いしたので、やりとりは「LINE」のみ。
LINEで教えてもらった書類を一式持って店に行き、査定。買取額にOK出してサインしたら「30分」ほどでサヨナラバイバイです。
愛車(SUV)の売却金額は?
元々約120万円で購入した車でしたが、取得金額の「5分の1」になりました。
前述の通り思い入れの強い車。人気車種・年式で走行距離も6万km弱だったので、正直「え、思ったより安い…」と思ったのですが、昔から付き合いのある店だったので、特に価格交渉せずに即決しました。
愛車を「WEB上で」高く売る方法
私の場合は、昔から顔見知りの自動車屋がいたので買取はスムーズでしたが、懇意にしている業者がなければ、査定や買取はけっこう面倒くさいもの。
特別付き合いの深い業者がなく、高く買ってくれるならどこでも良い方は、ネットから業者に一括見積もりを出し、じっくり吟味したほうが方が高く売れます。
「MOTA(モータ)車買取」なら、最大10社以上の査定結果から特に高額査定した3社を厳選してやりとりができるサービス。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】
一括査定サービスによくありがちな
・Webで申し込んだのに「査定は実車を見てから」と言われ話が進まない……
このような面倒事がないので、WEB上で効率的に車の一括査定を完了できます。
車を手放して良かったこと&メリット3つ
車を手放して「良かったこと&メリット」は大きく3つあります。
- 【貯金スピードUP】「年間40万以上」多く貯まるようになった
- 自由な時間が増えた
- 運動量が増えジム通いをしなくても良くなった
【貯金スピードUP】「年間40万以上」多く貯まるようになった
マイカーを持っていた当時は、ガソリン代や高速代、保険にタイヤや消耗品の交換など「年間40万以上」の出費がありました。
車を売ったことでそれらは丸々「貯金」や「投資」に回せるようになり、32歳の時に総資産1,000万超えができました。
自由な時間が増えた
車を持つと「車のために浪費する時間」というのが意外と増えます。
・給油や洗車、社内の掃除、メンテナンスの時間
・スタッドレスタイヤへ交換する時間 など
屋外を走り、雨や排気ガスにまみれる車は「洗車してもすぐ汚れる」もの。
洗車を自分でする場合は、設備を整えてないとすごく時間がかかります。
また、人をよく乗せていると社内もすぐ汚れていくので、掃除も頻繁に必要。
運動量が増えジム通いをしなくても良くなった
車を買ってから運動不足を感じるようになった私は、ジム通いをはじめました。
しかし車を手放して「歩き」「自転車」をメインに自分の足で移動するようになってから、運動不足も解消されジム通いの必要もなくなりました、
脚力がついた今は通勤や買物も徒歩で行い、筋トレは自宅トレーニングのみ。
【まとめ】生活に「絶対必要」と思っていても「実はいらない」モノは多い
以上、【車はいらない?】私が『最愛の車』を30分で手放した5つの理由について解説しました。
・一人暮らしには車は必要ない
・田舎在住でも一人暮らしにマイカーは必要ない
・車が必要な場合もカーシェアやレンタカーで事足りるケースは多い
・資産運用を始めて「お金」に対する価値観がシビアになり車売却へつながった
今まで「田舎で車は必需品」という言葉に思考停止してしまっていただけで、実際マイカーを手放してみると、1年以上経過した後もに「なくても全く問題ない」というのが実感です。
その分、電車やバス移動が増えましたが、手が空くので本を読んだりブログの原稿がはかどるようになりました。
こまめな洗車や給油、タイヤ交換、車検など手間や時間がかかる作業からも開放されるので、「維持費が高いから売ろうか悩んでいる」という人はクルマ屋さんに見積もりを取ってみるなど一歩進んでみることをオススメします。