ども。さん太(@PonkotsuSanta)です。
前記事では、私が過去に買って大失敗した「黒歴史」たちの紹介をしました。
私たちは「モノが売れてなんぼ」の資本主義経済の中で生きています。
そのため、各企業はあらゆる手段を使い「必要ないものを」「より多くの人に」「高く売るか」の3つを追求しています。
そうした企業のしかける「罠」にはまらないためには、賢く買い物をする「戦略」を持つことが大切です。
本記事では、浪費を防いで賢く買い物をする「7つの戦略」についてまとめます。
・家の中に使わないものが多くある
・ポイント還元、「ポイント○倍!」に弱い
・賢く買い物しているはずが、イマイチ貯金できない
・ストレス発散のためにショッピングすることが多い
・浪費癖があり、つい衝動買いをしてしまう
最高の戦略はできるだけ「買わない」こと
ビジネス書としてもいまだ人気の高い「孫子の兵法」にある有名な言葉に、「戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」というものがあります。
戦って勝てたとしても、自分も少なくない損害を受けるので、「戦わずして勝つこと」こそが最善策であるという教えです。
これは、実は買い物にも当てはまります。
巷では様々な「オトクに買い物する方法」「ポイント10倍還元で買う方法」といった、買い物テクニックの情報があふれています。
たしかに、たくさんのポイントやキャッシュバックがついて買えた時には、「賢く」ショッピングできたと錯覚してしまいます。
しかし、割引セールやポイントにつられて、すぐ要らなくなるモノを買ってしまった場合はどうでしょうか?
その商品の購入費用だけでなく、家に置いておくスペース、処分にも費用がかかることがあります。
最高の戦略は、できるだけ「買わずに済ませる」ことなのです。
賢く買い物をする「7つの戦略」
- 人に借りる・レンタルサービスを使う
- 中古品・リサイクル品を使う
- ウインドウショッピングをしない
- ほしいものリストに入れて「寝かせる」
- ポイントやセールに踊らされない
- クレジットカード・電子マネーを上手に使う
- メンタルが弱っている時に判断しない
人に借りる・レンタルサービスを使う
「買わずに済ませる」戦略でもっとも有効なのが、「人から借りる」もしくは「レンタルサービス」を使うことです。
友人から無償で借りるのが気が引ける場合は、レンタル料を払ったり、食事をおごっても良いでしょう。
私は少し前に車を手放しましたので、趣味のキャンプや釣りに行くときは、仲間に便乗させてもらっています。
その時、ガソリン代や高速道路代、運転の手間賃を払うのですが、自分で車を所有するコスト(月3万円以上)に比べれば微々たるものです。
一方で、自分の持っている物であまり使わないものは積極的に貸し出すようにします。
すると、自分が困った時に他の人から助けてもらいやすくなります。
お小遣いの少ない小学校時代は、友達と漫画本の貸し借りをしていませんでしたか?
あの延長線上で、大人になっても遠慮せず貸し借りしましょう。
人に物を貸してあげる習慣をもつと、ムダな「モノへの執着」も一緒に消えるので、一石二鳥です。
そんな場合は、レンタルサービスを使います。
少しお金はかかりますが、物を買って持ち続けるコストを考えると何分の一の費用で済む場合もあります。
例えば、コミックやCD・DVD・ブルーレイは「TUTAYA」のオンラインサービス「TSUTAYA DISCAS」で借りるようにしています。
Netflix等の定額動画サービスは、あまり使わなかった月は会費がもったいないですが、「TSUTAYA DISCAS」はスポットのレンタルが可能。
気になるタイトルをストックしておき、まとめて借りることができます。
中古品・リサイクル品を使う
どうしてもレンタルができないものは「買う」ことになりますが、必ず「中古品」も探します。
最近の信頼できるリサイクルショップは、家電などの動作確認はもちろん、万一故障した場合も期限内なら保証してくれるなど安心できます。
交友の広い人なら、知人から格安で譲ってもらえるケースもあるかもしれません。
ウインドウショッピングをしない
暇があるとつい、ショッピングサイトやアプリを開いてしまう方は要注意。
また、雑誌をよく読むという方も注意が必要かもしれません。
一見公平な立場の情報誌も、実際は広告が絡んでいて「商品カタログ」とほぼ同じ。
明確に買う目的がない場合、実店舗はもちろん、ネットでも「ウインドウショッピング」はしないようにしましょう。
スーパーの買物も、用がない売り場には行かないこと。
余計なものを買わなくて済み、時間短縮にもつながります。
その前に、暇な時間ができないよう仕事や趣味を充実させるのも手です。
ほしいものリストに入れて「寝かせる」
人は誰しも、自分では合理的に判断しているようで実はかなり「感情」に左右されて行動しています。
例えば、美術館や映画館で作品を見た後、ショップでグッズを買ったものの、その後ほとんど使わなくて失敗した経験はありませんか?
その時の「感動」につられて買ってしまったわけですが、冷静に考えると「いらなかった」というケースです。
こうした衝動買いを防ぐには、「欲しい」と思ったらすぐ買うのではなく、「ほしいものリスト」に入れて一旦忘れてしまうこと。
すると不思議なもので、思い出した頃には「別に買わなくてもいいか」となることがほとんど。
買い物で「思い立ったが吉日」は逆効果なのです。
ポイントやセールに踊らされない
「今なら10倍ポイント還元」「数量限定」「半額」という文字を見ると、買うつもりがなくてもチェックしてしまいますよね?
しかし、わざわざそういった還元やセールをしているということは「何か事情」があるわけです。
また、数字のマジックにも気をつけたいところ。
楽天市場の「お買い物マラソン」などはよくできた仕組みで、買い物したショップ1つにつきポイントが「+1倍」されます。
条件を満たすと最大30倍以上も狙えるそうですが、還元されるポイントに上限があったり、利用期間に制限があります。
うまい話は、どこかに「落とし穴」が必ず隠れています。
がんばって1万ポイント貯めても、それ以上に不用品を買ってしまったら意味ないですからね
クレジットカード・電子マネーを上手に使う
節約・貯金に関するアドバイスでよくあるのが「クレジットカードを捨てなさい」です。
たしかに、クレジットカードや電子マネーは「お金を使っている感覚が少ない」ので、つい使いすぎてしまう方もいるようです。
しかし、現代は急速に「キャッシュレス」の波がきています。
現金を持たないことが「当たり前」の時代に変わろうとしているのです。
なぜなら、現金を輸送するのにも莫大な費用がかかるため、国としてはムダな費用を削減したいからです。
現金決済を支えるのに年間2兆円ものコストがかかっていることをご存じだろうか。フィンテックや銀行の構造改革の影響がATMなど既存の決済網にも及びつつある。
この時代のトレンドに逆らってクレジットカードを手放してしまうと、今度は不便さとの戦いになるでしょう。
支払い1つするにも銀行振込やコンビニ払いが必要になります。
週に30分だけ余分にかかったとしても、30×52(週)で、1年では26時間のロスです。
時給1000円で計算しても、年間26,000円の損失。
同じ理由で、電子マネーで支払えるところを小銭で支払う場合、1日1分財布を開いて「小銭探し」をすると、1年では約6時間にもなります。
上記を合算すると、合計32時間。
時給換算で年間32,000円も「現金を使うだけで」損失が生まれているのです。
以上から、クレジットカードや電子マネーは「使わない」のではなく、「上手に使いこなす」ことにシフトしたほうが得策です。
自分の「時間の価値」を意識する大切さは別記事にまとめています。
メンタルが弱っている時に判断しない
日常的なストレスで心が弱っている時には、正しい判断ができなくなっています。
先にも書いたとおり、人は「感情に左右されやすい」ものです。
「最近疲れているな」と感じたら、無理せず心身のリフレッシュを優先しましょう。
癒し系グッズや、ストレス発散のカラオケや食べ放題で浪費しなくても、お金のかからないストレス解消法はたくさんあります。
【まとめ】買い物せずに人生の満足度を上げるには?
以上、浪費癖をなくして賢く買い物する「7つの戦略」についてまとめました。
お金を使うことは一種の「快感」です。
なので、必要かどうかは別にして「物を買うこと」行動自体がやめられなくなることがあります。
これが「浪費癖」というものです。
しかしお金について学び、習慣を見直すうちに、だんだんと浪費癖は収まっていきました。
そのベースになっている考え方が、今回ご紹介した「7つの戦略」です。
おかげで、食費や勉強、仕事道具以外は何も買わない月も増えました。
「お金を使わないこと」が習慣になると、「今あるもので満足する」ことができるようになり、余計な「見栄」を張らなくて良くなります。
「見栄」は人生の満足度自体も下げてしまうものなので、若いうちに手放してしまったほうが精神的にもラクです。
これからも、本ブログでは「お金をかけなくても豊かな生き方」について情報発信していきますので、参考にして頂けると嬉しいです。
お肉は「必要経費」だもんね