ども。さん太(@PonkotsuSanta)です。
消費税アップが目前に迫ってきて、消費の冷え込み対策で様々なポイント還元のキャンペーンが発表されていますね。
しかし、一見お得に見える「ポイント還元」も、冷静に考えると消費者の財布の紐をゆるめるための「撒き餌」でしかないわけです。
そのため、「思わぬ損」をしないためには、ポイントの「カラクリ」と「有効的な使い方」を知っておくことが重要です。
前記事「実は合理的でない10の行動」の中でもポイントを貯めるデメリットにふれましたが、今回はさらに深掘りして考えていきます。
・セールやポイント還元につい惑わされてしまう
・有効期限切れでよくポイントをなくしてしまう
・消費税の増税前、増税後、どっちで買い物したほうがお得なの?
ポイント還元の「罠」
まず、ポイント還元は「お店側のメリットだらけ」だということを理解しておく必要があります。
・他店への客離れを防ぎ、顧客を囲い込める
・ポイントを餌に消費者のお財布の紐を緩められる
・「ポイント10倍!20倍!」などオトク感を過剰に演出できる
・ポイントに期限切れがあるので、ほぼ確実にリピートしてもらえる
そのため、ポイントをゲットしてオトクに買い物をしたつもりでも、実はいらないものまで買ってしまい「損」させられていることが多いのです。
家の中でずっと使っていないモノや「いつ、なぜ買ったのかわからない」モノがあれば、ポイント還元の罠にハマってしまっているのかもしれません。
ポイントの利用は「出口戦略」まで考えておく
多くのポイントは「有効期限」があります。
そのため、ポイントゲットだけに熱心になると、せっかくポイントがたまっても「使いみち」がないこともしばしば。
有効期限に迫られて、結局ムダなものを買ってしまいがちです。
特に楽天の各種セールで貯まるボーナスポイントは、極端に有効期限が短いので注意。
「ポイントが付与された後に買うもの」まで、しっかり考えておかないといけません。
ポイントに騙されない「本当の買い時」とは?
では、ポイント還元に惑わされない「本当の買い時」とはいつなのでしょうか?
それはいたってシンプルで、「その商品が必要なとき」です。
例えば、スーパーで「本日限定ポイント10倍セール」をやっていたとします。
すると、つい必要以上に買い物してしまい、結局食べきれなかったり、使いきれず捨ててしまうことになりかねません。
買い物では、「必要なものを」「必要なとき」「必要な分だけ」買うのが、結局は一番合理的なのです。
消費税の増税や、それに伴うポイント還元セールも同様に、必要以上に「買いだめ」しないのが賢明です。
Tポイント・楽天ポイントを最もオトクに使う方法
ポイントサービスの中でも、特にポイントを貯めやすいのが「Tポイント」と「楽天ポイント」だと思います。
でも、貯まったポイントをそのままショッピングで使うのはちょっともったいないんです。
楽天ポイントを最もオトクに使う方法
楽天ポイントを最も効果的に使う方法は、実は「ポイント投資」することです。
楽天証券では、楽天市場等でたまったポイントを使って、1ポイント単位で投資信託などの金融商品を購入できます。
ポイントで投資しよう!(楽天証券公式ページ)
ショッピングで買い物に使ってしまえば、ポイントを消費(浪費)するだけですが、「投資」に回すと、値上がりによって「増やす」ことが可能になります。(値動きによっては減ることもありますが…)
また、ポイントは直接現金化できませんが、ポイントで買った投資信託などを売却することで現金化もできます。
楽天スーパーポイントで投資を始める方法、現金化については別記事で詳しく解説しています。
購入する商品は、売買手数料がかからない「ノーロード型の投資信託」がおすすめ。
特にパフォーマンスの高い商品はこちらの記事で解説しています。
私はAmazon派でしたが、今年から楽天サービスも使うようになりました。
結果、8ヶ月で4万ポイントほど貯まったのですが、一番の使い道はもちろん「ポイント投資」です。
※お買い物マラソンやセールなどで貯まるボーナスポイントは、楽天証券で使えないものがあるので、事前に確認が必要です。
【楽天証券】楽天カード決済の盲点
余談ですが、楽天証券で投資信託などを買う時、支払い方法を「楽天カード決済」にすると、1%のポイントが付与されます。
楽天カードクレジット決済で投信積立ができる!(楽天証券公式ページ)
このサービスのおかげで、最大で月間500ポイント、年間6000ポイントも楽天ポイントを貯めることができます。
つみたてNISAで運用する商品の支払いもカード払いにできるので、積立投資とも相性バツグン。
と、良いことづくめに見えるのですが……
この「楽天カード払い」を指定すると、買い付け日が「毎月1日」に固定されてしまいます。
試しに同じ銘柄を裁量で買い付けた場合と比較したところ、運用成績に3%以上の差がついてしまいました…。
もともと月末月初は、株価が上がりやすいとされているので、どうも「高値づかみ」してしまっているようです。
100万円の運用では年間3万円の差なので、6000ポイント欲しさに3万円を得る機会を失うのは本末転倒。
「ポイントの罠」がこんなところにも潜んでいるのですね。
つみたてNISAや積立投資で「今ひとつ利益がでない」と悩む人には、こちらの記事が参考になります。
Tポイントを最もオトクに使う方法
私の場合、コンビニや外食チェーンにほぼ行かないので、Tポイントの使い道がなくて困っていました。
車を持っていた時はガソリン代を払う時に使ってたのですが、手放したあとは完全に使い道がなくなりました。
そう思っていたところ、SBI証券が、Tポイントを使って投資できるサービスを開始してくれました。
SBI証券Tポイントサービス(SBI証券公式ページ)
さっそく、貯まっていたポイントで投資信託を買ってみました。
8月の株安で買えたので、うまくプラスになっていますね。
【まとめ】ポイントを上手に使って着実に「資産形成」しよう
以上、ポイント還元に騙されない「ポイント還元のカラクリ」と「最もオトクな使い道」について書きました。
ポイントはあくまで「オマケ」としてもらえる分には嬉しいのですが、ポイント獲得のために買い物の頻度や金額が増えてしまっては元も子もありません。
余計な買い物をせずに支出を減らして貯金するには「買い物の機会そのものを減らす」のが一番。
ポイントを貯めていると「今どれくらいポイント貯まったかな?」「貯まったポイントで何を買おう?」と思ってショップサイトを見てしまいます。
なので、ポイントは「忘れる」くらいがちょうど良く、貯まったポイントは淡々と投資するのが、資産形成の近道です。
初心者でも着実に資産を築く方法は「ゼロから資産形成する簡単3ステップ」で解説しています。こちらもどうぞ。