ども。さん太(@PonkotsuSanta)です。
・今年値上げされる食品・光熱費などを知りたい
・正直家計が厳しい……値上げの対策方法や節約術について知りたい
・来年以降も値上げは続く?今後の値上げ事情について知りたい
2022年は値上げラッシュ!…なぜ?値上げの理由は?
長らく安い物価水準を維持してきた日本ですが、2022年は食費や光熱費(水道・電気・ガス)など「値上げ・値上げ・値上げ」の厳しい一年になりそうです。
2022年7月からは値上げラッシュがさらに本格化し、帝国データバンクの調査によると、なんと食品だけでも15,000品目以上が値上がりしているとのこと。
2022年の食品値上げは、6月末時点で6451品目が該当していると判明。
以降、7月が1588品目、8月には月単で初めて2000品目を超えるとし、10月には過去最大の3000品目が予定されています。
累計1万5257品目に上り、値上げ率平均は13%となっています。
2022年に値上げされる食品・飲料・日用品まとめ
2022年に値上げされる予定の食品・飲料・日用品をまとめました。
・日清フーズ:小麦粉・パスタなどを1月から順次値上げ
・ネスレ日本:ネスカフェなどを1月から値上げ
・カルビー:ポテトチップスなどを1月から値上げ
・湖池屋:ポテトチップスなどを2月から値上げ
・日本ハム:ハム・ソーセージなどを2月から値上げ
・J−オイルミルズ:なたね油製品などを2月から値上げ
・マルハニチロ:瓶詰・缶詰・すり身商品などを2月から値上げ
・日本水産:冷凍食品・すり身商品などを2月から値上げ
・キッコーマン:しょうゆを2月から値上げ
・セブンイレブン:サンドイッチなどを3月から値上げ
・ローソン:サンドイッチ・サラダ・おにぎりなどを3月から値上げ
・大王製紙:「エリエール」ティッシュペーパー・トイレットペーパーなどを3月から値上げ
・キユーピー:マヨネーズなどを3月から値上げ
・カゴメ:ケチャップなどを4月から値上げ
・東洋水産:麺類、冷凍食品などを4月から値上げ
・ファミリーマート:ホットスナックの一部商品を4月から値上げ
・大塚製薬:クリスタルガイザー4月から値上げ
・日本製紙クレシア:トイレットペーパーなどを4月から値上げ
・森永製菓:菓子50品目を6月から順次値上げ
・エスビー食品:家庭用香辛料製品191品目を6月から値上げ
・日清食品:カップヌードルなど即席麺、スープを6月から値上げ
・昭和産業:菜種油・オリーブ油などの食用油を7月から値上げ
・味の素:マヨネーズなどを10月から値上げ(直近2年で3度目の値上げ)
カップヌードルは2015年には小売価格170円(税別)でしたが、2022年6月から214円(税別)に。わずか7年ほどで「25%」も値上げされたことになります。
気になる「値上げ額」は、帝国データバンクの調べによると、「平均13%」という結果が出ています(『食品主要 105 社』価格改定動向調査)。
また原材料の高騰などを理由に、大手の外食チェーンも値上げに踏み切っています。
・丸亀製麺:うどん・揚げ物などを1月から値上げ
・ゆで太郎:そば・揚げ物などを1月から値上げ
・ミスタードーナツ:ドーナツなど33品目を3月から値上げ
・コージーコーナー:生菓子、焼き菓子などを3月から値上げ
・マクドナルド:ハンバーガーなどを3月から値上げ
・スターバックスコーヒー:定番のドリンクメニューやコーヒー豆などを4月から値上げ
・鳥貴族:フード・ドリンク、食べ放題メニューなどを4月から値上げ
・リンガーハット:長崎ちゃんぽん・皿うどんを4月から値上げ
・餃子の王将:餃子・唐揚げ・炒飯などを5月から値上げ
・カレーハウスCoCo壱番屋:カレー、トッピングなどを6月から値上げ
・天丼てんや:天丼など14品目を6月から値上げ
・ケンタッキーフライドチキン:サンド・オリジナルチキンなどを6月から順次値上げ
・ロイヤルホスト:グランドメニュー・テイクアウト15品目を7月から値上げ
・スシロー:寿司メニューを10〜30円、10月から値上げ
【2021年に値上げした外食チェーン】
・松屋:牛めしなどを9月から値上げ
・吉野家:牛丼などを10月から値上げ
・びっくりドンキー:サラダやドリンクなどを10月から値上げ
・すき家:牛丼などを12月から値上げ
・いきなり!ステーキ:ステーキなどを12月から値上げ
2022年に値上げされる光熱費(水道・電気・ガス)・交通費まとめ
生活に欠かせない水道・電気・ガスなどの光熱費、交通インフラも値上げラッシュ。
電気・ガスについては全国的に値上げ、一部の市では水道料金も値上げされる見込みです。
・ガス代:大手都市ガス4社が3月から値上げ
・水道代:一部の自治体で順次値上げ
・JR東日本:繁忙期の新幹線・特急の指定席料金を最大約3割値上げ
・首都高速道路:通行料金を4月から値上げ
キツすぎ…!「史上最高」の税・保険料負担が家計に大打撃
さらに、2021年度の調査によると、税金や社会保険料などの「国民負担率」は、日本史上最高と予測されています。
物価上昇は節約で対処できますが、こちらはどうしようもありません。
国民の所得に占める税金や社会保険料などの負担の割合を示す「国民負担率」は、今年度・令和3年度は前の年度をわずかに上回って48%と、これまでで最大となる見込みです。所得が増えたものの、税金の増加がそれを上回ったことで負担率が上昇しました。(中略)
日本の国民負担率は、50年余り前の昭和45年度には24.3%でしたが、高齢化に伴う社会保障の負担増加などにより、上昇傾向が続いています。
せっかく頑張って働いても、「半分近くが天引き」される世の中はやるせない気持ちになりますよね。
このように「働き方改革」によって、残業代が大幅カットされた方も多いかと思います。
所得は減ったのに物価が高く、「税・保険料負担は重い」のが、今の現役世代を苦しめる「三重苦」となっています。
2023年以降も値上げは続く?今後さらに家計が厳しくなる理由とは
なぜ、「値上げラッシュ」は今後も続くと予想されるのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。
- 原油をはじめとする原材料が高騰している
- 有名企業が値上げを続々と公表している
- 日本はもともと物価が安い
- 世界的に人手が足りない
原油をはじめとする原材料が高騰している
エネルギーやプラスチックなどの原料として使われる「原油」が、主に以下の理由で高騰しています。
・コロナ蔓延が原因で停滞していた人の動きが活発になりつつある
・世界的な「脱炭素化」への方向転換によって産油国が意図的に供給を減らしている
もともと「石油をたくさん生産して、たくさん使う」という構造は、環境問題を度外視した考え方でした。
今までの「物価の安さ」は、地球環境よりも「人々の(物質的な)豊かさ」を優先することで支えられてきたのです。
しかし昨今「サステナブル」「SDGs」などの言葉に代表されるように、「環境と生活の豊かさのバランスをとろう」という考え方も広まってきました。
これにより、安い化石燃料を「よりクリーンな」エネルギーや素材に代えていく動きは今後ますます広がると考えられます。
そう考えると、エネルギーや物価は、今までが「安すぎた」のであり、今後は適切な価格に戻っているだけ、とも言えます。
有名企業が値上げを続々と公表している
前述の通り、大手の食品メーカーや外食チェーン、電力・ガス会社が揃って「値上げ」を公表しています。
また、アパレル大手のユニクロなど、公表はせずにこっそり値上げする「サイレント値上げ」も報告されています。
原材料価格の高騰を理由に、一部商品の値上げを示唆してきた『ユニクロ』。2022年を迎えてから、すでに何点かの商品を値上げしたようで、利用者から不満の声が相次いでいる。
値上げされたのはスウェットやパーカーなどのアイテム。どれも事前の告知はなく、『スウェットシャツ(長袖)』は1990円から2990円に値上げ。他の商品も1000円ほど値上がりしているようだ。
大企業がこぞって値上げを表明したことで、消費者の間でも「原材料も人件費も上がっているし、値上げは仕方ない……」というムードが生まれます。
すると、今は値上げせずに踏ん張っている会社も、この「値上げラッシュ」に乗り遅れまいとして次々に値上げに踏み切ることが予想されるのです。
日本はもともと物価が安い
意外かもしれませんが、日本は他の先進国に比べて、収入の割に「物価が安い国」として見られています。
例えばフランス人は「優雅なランチを食べている」イメージですが、実際は外食にかかる費用が高すぎて、ふだんは質素に自炊する家庭が多いのだそうです。
日本だと「週末は食事作りから解放されたい」と外食をしがちだが、フランスでは外食は一般的ではない。その理由のひとつは外食が高いことが挙げられる。マクドナルドのビッグマックは日本で380円だが4.2ユーロ(546円)だ。
スターバックスなどのファーストフードはもちろん、ランチでも3000円以上、ディナーだと飲み物を含めて最低でも8000円程度。食材を買って自分たちで作る分には食費は安くあがるが、外食はビックリするほど高くなる。
これまで日本の安い物価は、主に「サービス残業」に代表されるように、労働者を安く使ったり、大企業が下請け企業を買い叩くことで実現できていた側面もありました。
しかし2020年前後から、「働き方改革」による労働環境の改善や、下請事業者の立場改善を受けて、こういった手段は使えなくなり、物価上昇の一因になっているのです。
世界的に人手が足りない
経済は「需要」と「供給」のバランスで成り立っています。
つまり「働き手(供給)」が少なくなると、このバランスが崩れ、人件費などが高騰し、結果的にモノの値段が高くなるのです。
現代の先進国では少子高齢化が進み、もともと労働者が減っていたところ、「コロナ」の拡大によってさらに働き手が減りました。
新興国においても、コロナの蔓延により、商品の輸出入を担う作業員や配送ドライバー不足が発生し、物流費が上昇。
その結果、原料や製品の輸入・配送にかかる中間コストがふくれ、「値上げラッシュ」につながっているのです。
今日からできる!食品・光熱費値上げの対策方法まとめ
- 通信費(スマホ・Wi-Fi)を見直そう
- 現金はNG!クレカやQR決済をフル活用して節約
- 食品・日用品は「まとめ買い」と「ふるさと納税」で計画的に買おう
- 銀行預金では「資産が減る」時代?貯金を賢く運用しよう
- インフレは年収アップのチャンス!キャリアアップを目指そう
通信費(スマホ・Wi-Fi)を見直そう
リサーチ会社のMM総研が行った調査によると、2021年12月時点での携帯電話の月額利用料金平均は「4,617円」とのことです。
携帯代が1万円を超えていた昔からすると安くなったものの、年間「55,000円以上」の出費なので、見過ごせません。
「楽天モバイルは」大手キャリアの中で唯一、毎月のスマホ代「0円」を実現できる携帯会社。携帯代を安くするコツについては以下の記事で解説しています。
現金はNG!クレカやQR決済をフル活用して節約
最近はあらゆる所で「PayPay使えます」といった表示を見かけるようになり、もはやなくてはならないサービスとなった「QRコード決済」。
しかし、スーパーで観察していると、東京ですら、現金で支払っている人が3〜4割はいる印象です。
今後、物価がどんどん上がっていく日本において、少しでも節約しようと思ったら、クレジットカードやQR決済の使い分けは鉄則です。
・ポイント還元がない
・ATMの引き出し手数料がかかる
・財布が太る、小銭の計算が面倒
- 新規入会&利用で「5,000ポイント」プレゼント実施中!
- 【13年連続】顧客満足度No.1
- 年会費「永年無料」で利用しやすい
- 楽天市場のお買い物が「+2倍」ポイント還元
一人暮らしで、普段あまり買い物をしない私ですら年間数万ポイントの還元を受けられているので、買い物好きの方はよりオトクにポイントゲットできるでしょう。
食品・日用品は「まとめ買い」と「ふるさと納税」で計画的に買おう
今年は、生活になくてはならない「食品」や「日用品」が一斉に値上げされるのがツラいところ。
しかし、「値上げ」は公表から実施までに数ヶ月の猶予がある場合が多いので、賞味期限の長い食品や、洗剤・トイレットペーパー等の日用品は事前に「まとめ買い」して備えておくこともできます。
私は「楽天」が運営するネットストア「楽天24」で、半年に一回、保存食や日用品などをまとめ買いしています。
「楽天24」では、まとめ買いで「最大15%」も割引きを受けられる上に、ポイント還元まであるので、楽天ユーザーなら「実質20%オフ以上」を狙えるお得なお店。
「楽天24」でのまとめ買いについては以下の記事で解説しています。
もう一つ、「食費節約」のために活用したいのが「ふるさと納税」です。
平均的な年収の方なら、うまく活用すれば食費を15,000円も節約できるので、活用しない手はありません。
ふるさと納税で「食費節約」にオススメな返礼品や、寄付金額を上げるコツは以下の記事にまとめています。
銀行預金では「資産が減る」時代?貯金を賢く運用しよう
食品や日用品、光熱費などの物価が上がる「インフレ」が続くと、何も対策をしなければ、今持っているお金(預金)の価値は相対的に下がっていきます。
現在、もし銀行に100万円預けていたとして、1年後に物価が10%上がると、本来買えていたはずの「10万円分」の買い物ができなくなる、というイメージです。
また、少子化等により国際競争力を失いつつある日本は、今後「円安(日本円の価値が下がる)」が大きくなる可能性もあります。
銀行に預けていてもお金はほとんど増えませんが、積極的に投資すれば、インフレ率を超える利益を上げることも可能。
最近は、月々数千円からコツコツ投資できる便利なサービスがたくさんあります。
当ブログでも初心者の方向けの投資入門記事を書いていますので、参考にしてみてください。
インフレは年収アップのチャンス!キャリアアップを目指そう
物価の上がる「インフレ」は、悪いことばかりではなく、逆に良いこともあります。
知り合いの人事担当から聞いた話ですが、最近は、以前までの給料では応募が少なく、待遇(時給)をアップしないと働き手が集まらないということです。
つまり、働き手側から見ると、より良い条件で「転職」等キャリアアップする絶好のチャンスだということ。
転職すべきかどうかは、貯金の有無と、現在の職場に不満があるかどうかで判断できます。
②貯金がある&職場に不満がある → 転職を検討しつつ資産運用(投資)がおすすめ
③ほとんど貯金がない&職場に不満がある → 転職でキャリアアップを目指すのがおすすめ
転職・昇格でキャリアアップを目指すなら「勉強」は欠かせません。大人になってからの勉強法については以下の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】理由と対策を知れば「値上げ」は怖くない!
以上、食費や光熱費が値上がり、値上げラッシュの理由・対策方法について解説しました。
・今後も原材料や人件費高騰を背景に「値上げ」は続く可能性が高い
・スマホなどの固定費を見直したり、ふるさと納税を活用することで賢く節約は可能
・インフレはキャリアアップのチャンス!「自分磨き」で稼ぐ力を身につけよう
ニュースで「値上げ」と聞くと、家計を直撃するネガティブなイメージを持ってしまいます。
しかし、理由を深堀りすると、地球環境や労働者が働く環境の改善によるポジティブなものもあります。