ども。一年中クリスマスムード全開のさん太(@PonkotsuSanta) です。
「Pさん」の20歳頃の年収は約200万円、ボーナスも昇給もたかが知れているという状況でした。
そこでどんなに支出を減らしても、収入の大半が生活コストで消えていく状態では、何年頑張っても生活は豊かになりません。
明らかに収入が足りない場合は収入アップが必要です。
今回は、「人生逆転7ステップ」のうち
STEP2: 自分で「簡単な」ビジネスをやってみる
STEP3: 目的をもった転職をする
ステップ1〜3までの深掘りをしていきます。
・低収入のため年収を倍にしたいが、起業するほどリスクを冒したくない
・特に秀でたスキルがなく将来が心配
・ブラック企業で消耗している。何を軸にして転職したらいいのか?
まず「平均点の」貯蓄&時間の余裕を目指す重要性
日本サラリーマンの平均収入について、国税庁の民間給与実態統計調査結果によると、平成30年度の調査では下記のような数字になっています。
②正社員平均:504万円
③アルバイト・契約社員・派遣社員平均:179万円
※平均給与額には「役員」が含まれるため、正社員とアルバイト・契約社員・派遣社員の単純な平均にはなっていません。そのため、②と③の平均、(504+179)÷2= 341.5万円の方が実態に近いと考えます。
以上となりますが、実際はかかっている生活コストによって家計の懐事情は変わってきますし、都会か地方かでも収入は変わってきます。
「毎月5万円貯金」のためにまずは家計を見直そう
そこで、収入の額面だけを追いかけるのではなく、まずは
を目指します。
毎月5万円貯蓄をすれば、貯金ゼロからでも、2年で120万円の生活防衛資金(収入がゼロになった状況でも生活していけるお金)が貯まりますし、スキルアップのための勉強資金にもできます。
また、既に貯金が出来ている方は、余剰資金を投資することも可能です。
仮に100万円を5%の利回りで運用すれば、1年後には5万円の不労所得を得られます。
現在の家計が苦しい方は、私が実家の赤字家計を立て直した時の記事が役に立つと思います。
時間を確保するためにできるだけ「定時帰り」をめざす
安定して貯蓄ができるようになったら、次に「時間」の確保です。
十分な収入は得ているけど、家に帰ったら寝るだけ。たまの休みも休息と雑事で終わってしまう…としたら悲しいですよね。(まさに過去の私がそうでした)
時間を確保するためには、
「会社の飲み会、イベントには極力参加しないこと」
まずは以上から意識して実行すると良いと思います。
毎日定時退勤が最良ですが、残業傾向の強い会社ではいきなり定時は難しいと思います。
その場合、徐々に残業を減らしながら、毎日の残業を多くても2時間までに抑えれば、月の残業時間は20〜40時間となります。
すると、浮いた時間を家族とのコミュニケーションや運動、勉強、副業に充てることができます。
そうすると、次第に体や生活リズムが「残業しない体質」に変わってきますし、「帰ってからやること」も増えていきます。
↓↓↓
残業しないのが当たり前
の生活に変化します。
以上から、「お金」と「時間」の両面から余裕が生まれると、心の余裕や安定も自然に生まれてきますので、家族や職場・友人関係も良くなり、さらに好循環につながっていきます。
STEP1: 自分の強みを磨く
もし、支出を可能な限り切り詰めてなお、月5万円以上の貯蓄ができない場合は、収入面を改善させる必要があります。
給与収入が増えない理由は、ざっくり分けて2パターンしかありません。
②仕事力・付加価値は高いが、所属する会社の業績が悪い
②の場合は、早く今の会社に見切りをつけて転職したほうが良いのですが、問題は①の場合です。
「自分の仕事力・付加価値が低い」ということは、自分の仕事に専門性がないということですので、転職しても給与アップは難しくなります。
まずは自分の強みを磨くことが先決。磨き方は大きく分けて2パターンあります。
何か1つの強みを徹底的に伸ばす
これは、自己分析が十分で、自分の強みややりたいことが完全に明確になっている場合に有効な戦略です。
スキルアップの対象はプログラミングだったり、営業力だったり、何でも良いのですが、誰も真似できないレベルまで徹底的に詳しくなったり場数を踏みまくることで自身の市場価値を高めるパターンです。
複数の強みを掛け合わせてユニークな人材になる
私はこのパターンでした。
デザインの学校を出たわけでもない。絵も特別上手いわけでもない。Webも映像も写真も文章もどれも広く浅くやっている感じ。
しかしそれらを組み合わせて、最初の会社では、全商品のカタログを撮影、イラスト、コピーライティング、DTPまで一人で作りましたし、後述のプチビジネスでも大いに役に立ちました。
元々が飽き性なので、その後Web制作、映像編集にも手を出したのですが、これらの組み合わせが意外にも転職活動にも効きました。
一つのことに打ち込めない!という人は、自分の持つスキルを掛け合せてみてください。一つ一つは大したことのないレベルでも、掛け合わせると大きな力になるはずです。
STEP2: 自分で「簡単な」ビジネスをやってみる
自分の強みが分かったところで、次におすすめするのが「自分でビジネスをやってみる」ということです。
これは何もいきなり起業しましょう!と言うわけではなくて、会社の看板を外して「自分ブランド」でどの程度勝負できるか?
自分のスキルに幾らの値段をつけられるか?確認するためのテストマーケティングです。
自分が身につけた知識やスキルをアウトプットできる機会を作れますし、会社以外の人脈も広がります。
最初は全く仕事が獲れなくて、「やっぱり会社の看板で仕事させてもらってるんだな」という現実やサラリーマンのありがたみを実感する効果もあるので、早いうちにトライしておくのが良いと思います。
例えば、私が20代前半の頃にやっていたプチビジネスの例です。
・DTPを勉強したので名刺やパンフレットを受注する
・ホームページ制作を勉強したのでバナーやサイト制作を受注する
・手料理を振る舞うホームパーティを開いて会費を集める
・一眼レフを買ったので友達の結婚式やビジネスセミナーでカメラマンを務める
・結婚祝いやショートムービーの編集
・得意分野で受講者数人規模のプチセミナーを開く
ポイントは、どんなに自分が初心者でも、必ず「お金をいただく」ということ。
5000円でも1000円でも良いですが、無償労働は絶対にNGです。
私も一番始めは自信がなく、値決めもよく分からなかったので、10案件ほど無償で引き受けたのですが、無償労働だとモチベーションは上がらず、結局それなりのものにしかなりません。
また、クライアントも「タダならこれくらいでしょうがない」となり、厳しい意見を言いづらくなります。すると双方ともが得をしない結果になってしまいます。
必ず、自分が納得できる値段を提示しましょう。
STEP3: 目的をもった転職をする
今いる会社を辞めたい!という思いは社会人誰しもが一度は考えることですが、「今の仕事が辛い」あるいは「もっと楽しいことがしたいから辞めたい」というのは、ちょっと立ち止まってよく考える必要があると思います。
私は、就職すると同時に、退職(転職)もワンセットで考えておく必要があると思います。
その仕事を辞める判断基準「撤退ライン」を引いておくということですね。
独立のために○○のスキルを身につけることだったり、転職の武器になるような実績を上げることでも良いです。
または、どうしても受け入れられない条件を突きつけられた時に辞める決断をする助けにもなります。
つまり、「辛い、辞めたい」という感情に任せて勢いで辞めてしまうのではなく、今の会社での目的・目標を具体化し条件設定をしておくと、「今日は辛いことが重なったけど、まだ頑張れるな」と気持ちを立て直すことが出来るので、予め決めておくことをおすすめします。
ちなみに現在の私の撤退ラインはこちら
②業績悪化等で給与が40%以上削減される
③うっかり管理職になる(膨大な時間を会社に捧げざるを得なくなる)
④自分が培ったノウハウをマニュアル&フォーマット化し継続して成果を上げ続ける仕組みを作る
おそらく①〜③の路線はなさそうなので、順調に行けば④を達成して気持ち良く次のステップへ行けそうです。
目的意識を持ち、撤退ラインを設定した上で、計画的に退職・転職を仕掛けていくのと、その時どきの感情で反射的に動くのでは、将来キャリアの積み重なりに大きな差がつくと考えています。
【まとめ】少しのお金と時間の余裕で人生は劇的に変えられる
働きはじめの頃の私は、週6を深夜まで働いて手取りは15万円ほど。まさに時間もお金もない状態でした。
小さい会社だったので、複数の業務を一人でこなさなければならず、専門スキルも身につかない…。
そう考えて、その時一番楽しいと思えたデザインの仕事を軸にスキルアップと転職をしていたら、
2年ほどで十分な収入と毎日定時退社可能な環境を得ることが出来ました。
巷にはラクして大儲け的なノウハウや投資話が後を絶ちませんが、そんな「うまい話」に乗っからずとも、現代日本においては正しい方向性でコツコツ努力し、2〜3年もすれば正攻法で豊かになることができると断言できます。