ども。さん太(@PonkotsuSanta)です。
家計の「節約」を考える時に、大きく削りやすい費用の一つが「食費」です。
前記事では私が実践する食費節約術として、食費を「年間49万円」安くできる裏ワザたちをご紹介しました。
しかし、私の家計簿をあらためて見てみると「まだ改善の余地がある」と感じました。
そこで上記の「技」を徹底的に駆使したら食費「月15,000円(1日500円)」は可能なのか実践してみます。
・一人暮らしの食費をできる限り安く節約したい
・1ヶ月1万円台の食費で暮らしながら「健康的」な食生活を送りたい
・食欲を抑えながら家計もスリム化して貯金したい
- 【平均食費の半額!】一人暮らしの食費「月1万5千円(1日500円)」生活は可能?
- 【食費1万円は可能?】一人暮らしの食費はどこまで節約できる?
- 一人暮らしの食費「月1万5千円(1日500円)」チャレンジの結果報告
- 【まとめ】「食べ物が多すぎる」社会だからこそ「食べ方」を見直そう
【平均食費の半額!】一人暮らしの食費「月1万5千円(1日500円)」生活は可能?
参考までに、一人暮らしである私の直近の食費をお見せします。
1月:28,121円
2月:27,254円
3月:28,690円
平均:28,021円
一人暮らしの食費は平均で3〜4万円とされていますので、「28,000円」どちらかというと少ない方です。その結果「毎月20万円」以上の貯金を継続できています。
現在のままでも悪くはないのですが、独身のうちに「限界に挑戦」してみようと思いたち、食費を徹底的に「削減」することにしました。
健康を維持しつつ食費「月1万5千円」で生活するための「ルール」
何かいい方法でもあるのか?
確かに、食費を切り詰めるあまり体調を崩して仕事に支障が出たり、病院にかかって医療費がかさんでしまっては本末転倒。そこで私は以下のような「ルール」を設定しました。
・食材は安く栄養価の高いものを「厳選」して購入
・主食はお米とする(実質0円)
・プロテイン+マルチビタミンで栄養素を補う
・外食は禁止(※仕事上の会食のみ可。交際費とし食費には含めない)
・平日のランチは栄養バランスのとれた「宅配弁当」で固定
外食やコンビニ食中心では節約は難しいので、食費を削ろうと思ったら「自炊」は必須。面倒な一人暮らしの自炊が楽ちんになるコツはこちらの記事にまとめています。
安くても「栄養満点」な食材リストは以下にまとめていますので、これらを「フル活用」することにします。
スーパーで購入する食材は「卵」「トマト」「ブロッコリー」「ほうれん草」「豆腐」「納豆」「鶏むね肉」あたりが中心になります。
食費「月1.5万円」で生活するための「具体的内訳」
次に、具体的に食費「月1万5千円」で生活は可能なのか「内訳」を考えてみます。
・平日ランチ(弁当):400円×21日=8,400円
・休日ランチ(自炊):100円×10日=1,000円
・夕食(自炊):100円×31日=3,100円
合計:14,763円
朝食は「一人暮らしの食費を年49万円安く抑える5つの裏ワザ」でも紹介した、コスパ最強の「プロテイン+マルチビタミン」の組み合わせで1食73円に抑えています。
昼食は私の場合、勤め先の会社が「宅配弁当」をとっており、その数が多いので「1食400円」と安めに注文することができます。
宅配弁当は「栄養士監修」で肉・魚・野菜がバランス良く入っているので、健康面でも安心。外食はせずに「弁当」のみで済ませることにします。
例えばランチも「カップラーメンだけ」などにすれば、「1ヶ月1万円生活」も見えてきますが、確実に体調を崩すのが目に見えているので、そこまで無理はしません。
休日の昼食と夕食は「外食禁止」で全て「自炊」とします。
お米は前記事のとおり「実質無料」で調達できるので、毎月の食費には含んでいません。
私の場合は週に1回スーパーに買い出しに行くので、その買い出し金額が「月4000円」で収まれば、「月1万5千円(1日500円)」生活達成となります。
これはたぶん「○ぬ」な………
他にもまだある!食費を上手に節約する「4つの買い物術」
食費を上手に切り詰めるためには、安い食材を買うだけではなくて「買い物の方法」も見直す必要があります。
また、これらの方法をうまく使えば「時間短縮」にもなるので、1日の時間を長く有意義にすることもできます。
- コンビニには立ち寄らない
- スーパーへの買い出し回数をできるだけ少なくする
- 「買い物メモ」を活用して手早くお店から出る
- ネット通販をフル活用する
コンビニには立ち寄らない
コンビニは「便利さ」の代わりに販売価格はほとんど「定価」になっています。
また、商品の入れ替わりが早いので「魅力的な新商品」や100円コーヒー、ホットスナックがいつも置いてあります。
そのため、立ち読みやATM、コピー機の利用などでちょっと立ち寄ったつもりが、気がついたらレジに並んでいる…ということが起こりがち。
本気で食費を節約したいなら、ATMからお金を下ろすのを2〜3ヶ月に1回にするなど、できるだけ「コンビニは利用しない」のが鉄則です。
また、夜ふかしをすればするほど不思議と「小腹がすく」もの。ちょっと夜食を買いにコンビニへ…という習慣をやめるには「朝型」のライフスタイルへ転換がおすすめです。
スーパーへの買い出し回数をできるだけ少なくする
毎月の食費を確実に抑えたいなら、買い物の回数(頻度)をできるだけ少なくするのが効果的です。
3〜4日に一度スーパーに行くなら、「1週間に1度」にするなどすれば、「ついで買い」「衝動買い」の回数も少なくなるので、必然的に月の買物金額も少なくなるはずです。
また、買い物の回数を少なくすれば、それだけ「時短」になり、空いた時間を有意義に使うことも。
逆に、「1円でも安いスーパーを目指してハシゴする」のは、時間の無駄であり、実は「合理的ではない」です。
なので、時間を大切にするなら「安いけど遠い」スーパーより、自宅から近く便利で「そこそこ安い」お店で十分。
「買い物メモ」を活用して手早くお店から出る
どこのスーパーも「お客さんに(余分な商品まで)たくさん買い物してもらう」目的で、店内レイアウトを工夫しています。
また、定期的に売り場変更をすることで、お客さんに「商品探し」をさせ、お店での滞在時間を伸ばしているように感じます。
買い物の時間が長くなれば、それだけ「買うつもりのなかったもの」まで買ってしまう割合は高くなります。
そこで活用したいのが「買い物メモ」。買うものを事前にメモしておき「その売場にしか行かない」ようにすれば、「余計な商品」を衝動買いしなくて済みます。
ネット通販をフル活用する
インターネットの通販では、近くの食料品店やスーパーには置いてない「業務用」の食品や、お買い得なまとめ買いが可能なショップが数多くあります。
例えば、私が「一人暮らしの食費を年49万円安く抑える5つの裏ワザ」でも紹介した、1食24円のポップコーンなどは、ネット通販でしか取り扱いがありません。
ポップコーンは手作りすればとてもヘルシーで手軽に「食欲をセーブ」できるため、常備しておくと便利。
常温保存でき賞味期限もとても長いので「もしもの時の非常食」としても優秀です。
その他、大手通販サイトAmazonで「買って良かったもの」はこちらの記事でまとめて解説しています。
【食費1万円は可能?】一人暮らしの食費はどこまで節約できる?
この食費節約チャレンジでは、比較的現実的な「食費1万5千円」を目標としています。
しかしネット検索すると、中には「一人暮らし・食費1万円生活」を送る猛者も……。
「食費1万円」も、可能か不可能かでいえば「可能」だとは思うのですが、無理はしないようにしています。
「食費1万円」を目指すには、1日あたり「約330円」で生活する必要があるため、例えば以下のような努力が必要になるからです。
・スーパーを2〜3軒はしごし、特売品を探す必要がある
・閉店前の「半額セール」に張り付く必要がある
・朝食や夕食を抜く必要がある
・栄養が値段の安い炭水化物に偏りがちになる
「食費1万円」達成のためには、最安値を目指してスーパーやディスカウントストアを複数軒はしごしたり、「半額セール」に張り付いたり、毎日がっつり自炊しないといけないのですが、これらは結構時間がかかります。
これらの作業に1日あたり1時間使うとしたら、1ヶ月で「30時間」を捻出しなければなりません。
「ガチ節約」を頑張るより、その30時間分を余分に働いたり、将来につながる勉強や経験を積んで「収入アップ」を目指したほうが、経験上お金が貯まりやすくなると考えています。
「投資」は忙しいサラリーマンでも実行可能なので、空き時間でできる収入アップ方法としておすすめです。
結論、「食費1万円」はかなりの時間と努力が必要なので、「自分にとって現実的な節約金額」を設定することが大切。
ふだんは質素な食事をこころがけ、たまに「楽天ふるさと納税」返礼品の高級肉や鰻をいただく……というのが、「メリハリ」のある食生活だと思います。
一人暮らしの食費「月1万5千円(1日500円)」チャレンジの結果報告
以上のテクニックをフル活用して、食費を「月1万5千円(1日500円)」以内におさめるべく、2020年4月からチャレンジを開始、経過報告を随時更新していきます。
ネット上でよくある「食費1万円台にする方法」は、「毎日パスタやトースト、ごはんとみそ汁だけ」というようなにパターンが多いのです。
麺類はたしかに安いのですが腹持ちが悪く、栄養が「炭水化物」に偏ってしまうので、長い目で見ると健康面で不安があります。
そのため、今回の食費節約チャレンジではメニューから除外しました。
【結果報告】食費節約チャレンジ【1ヶ月目】
【弁当(昼食)】400×12日=4,800円
【買い出し】15,491円
【夜食】なし (22時就寝)
【合計】22,481円
4月半ばから新型コロナ対策としてリモートワーク&時差出勤が始まりました。
そのためランチはいつもの宅配弁当ではなく、自宅で休日作りおきしたおかずや常備菜をレンジで温めて食べるようにしています。
食材の買い出しは週に1度、近くのスーパーへまとめて買い物に行きます。4月は計4回。支払いはポイントがお得に貯まる「楽天カード」。
4回の買い出し費用を合計すると「15,491円」でした。
プロテイン、マルチビタミンサプリ、ランチ弁当代、自炊用の買い出しを合計すると、1ヶ月の食費は「22,481円」でした。
目標の「1万5千円」にはまだまだですが、節約チャレンジ前の平均「28,000円」からは「-5,500円」と大幅削減できています。
今月のかんたん節約メニュー「ポパイベーコンエッグ」
今月の節約メニューは「ポパイベーコンエッグ」です。
アメコミのキャラクター「ポパイ」のパワーアップアイテム「ほうれん草」とベーコン、スクランブルエッグを一緒に炒めた一品で、簡単&すぐできるのにたんぱく質豊富で「腹持ちがいい」というお得なメニュー。
①中火のフライパンでベーコンを好みの焦がし具合で炒める
②ほうれん草(冷凍)、玉ねぎを加えさらに炒める
③ベーコンとほうれん草をフライパンの隅によせ、卵を割り入れて「スクランブルエッグ」をつくる
④塩コショウや醤油、粉末中華だし等をお好みでふりかけ、全体を混ぜ合わせて完成
できあがったものがこちら。
ていうか「ベーコン」どこいった?
ポパイベーコンエッグ(ベーコンなし):200円
トマト1玉:73円
豆腐:35円
合計:308円
【結果報告】食費節約チャレンジ【2ヶ月目】
【弁当(昼食)】400×10日=4,000円
【買い出し】15,776円
【夜食】なし (22時就寝)
【合計】21,966円
5月も引き続き、時差出勤等で変則的な生活スケジュールでした。
5月のスーパー買い出し費用がこちら。合計「15,776円」です。
朝食・昼食・夕食の合計は「21,966円」。22,000円を割ってきました。
今月のかんたん節約メニュー「具だくさんスープカレー」
今月の節約メニューはフライパン1つでできる「具だくさんスープカレー」です。
・肉:500g
・野菜:300g
・カレー粉:20g (大さじ2杯)
・コンソメスープの素:3個
・水:900ml
※肉と野菜はなんでもOK!余っている食材をまとめて使い切りできます。
今回は、「栄養満点!スーパー食材」でも取り上げている「鶏むね肉、ブロッコリー、ほうれん草」を使いました。ミニトマトなどを加えるとより色鮮やかで美味しそうに仕上がります。
スープカレーというと、下ごしらえやら煮込みやら「面倒くさそう」なイメージですが、「時短」アイテムをフル活用すれば、平日の仕事帰りでも調理可能。
ほうれん草とブロッコリーは「カット済みの冷凍食品」を使えば下ごしらえ不要ですし、スープは「味の素コンソメ」を使うと簡単に味が決まります。
①お湯を沸かしておく
②中火のフライパンでカットした肉を炒める
③玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める
④カレー粉を加えて軽く混ぜ合わせる
⑤スープの素とお湯を入れて混ぜ合わせる
⑥冷凍ブロッコリーとほうれん草を入れる
⑦沸騰したら弱火にし、ふたをして10分煮込む
⑧肉に火が通っていたら出来上がり
野菜は何でも良いですが、ブロッコリー、ほうれん草、キャベツ、トマトなどは火の通りやすく、手軽に調理できます。
上記のレシピは基本の作り方なので、あっさり薄口に仕上がります。物足りない人はカレー粉やスープの素を増やして調整してください。
今回は「食費節約」というミッションがあるのでやってませんが、肉を事前にお好みのハーブ&スパイスで漬け込んでおくと、煮込み時間が短くてもしっかり肉に味がつきます。
また、コンソメスープの味に飽きたら、魚粉を入れたり、スープを魚介や昆布の和風だしに変えると「和風カレー」味にアレンジできます。
鶏むね肉:50円
野菜:50円
カレー粉:40円
コンソメスープの素:15円
合計:155円
【結果報告】食費節約チャレンジ【3ヶ月目】
【弁当(昼食)】400×14日=5,600円
【買い出し】10,029円
【夜食】なし (22時就寝)
【合計】17,892円
6月は住居の引っ越し準備のため、備蓄していた食材を使って過ごしたので、かなり食費を抑えることができました。
6月のスーパー買い出し費用がこちら。合計「10,029円」です。
朝食・昼食・夕食の合計は「17,892円」。目標の「1万5千円」が見えてきました。
今月のかんたん節約メニュー「とろふわチーズinオムレツ」
今月の節約メニューは耐熱皿一つでできる「チーズinオムレツ」です。
・卵:1個
・シュレッドチーズ:適当
①深さのある耐熱皿(レンジ可のもの)に卵を割り入れる
②卵の黄身と白身をよくかき混ぜる
③シュレッドチーズを好みの分量加える
④ラップはかけずにレンジでチン(500Wで約2分)
⑤好みの半熟具合になったら出来上がり
レンジに入れる前の状態がこちら。火加減が難しいオムレツですが、材料を入れてレンチンするだけで「半熟とろふわ」なチーズオムレツができます。
コンロを使わないので片手間で調理できて、忙しい朝食やお弁当おかずにも便利な一品。
チーズに塩味があるので味付けしなくても十分美味しくいただけます。
卵:20円
チーズ:30円
合計:50円
【結果報告】食費節約チャレンジ【4ヶ月目】
【昼食(弁当)+夕食】13,818円
【外食】3,244円
【合計】19,325円
7月は先月の引っ越しで事務所が変わったことで、今までお世話になっていた宅配弁当が注文できなくなりました。
そこで弁当を毎朝作って会社に持っていくようにしたのですが、これが結構大変。
7月のスーパー買い出し費用は合計「13,818円」。弁当を作り始めると食材の減りが早くなるのでどうしても買い出し回数は増えます。
食費の合計は「19,325円」。
「お弁当持参作戦」で昼食代は抑えられたものの、都会に越してきたことで「外食の誘惑」に勝てず、何度か外食を許してしまいました。意思が弱い……。
・とんかつ:1,100円
・ハンバーガー:1,254円
・ラーメン:890円
今月のかんたん節約メニュー「野菜たっぷり彩り親子丼」
今月の節約メニューはお弁当に持っていける「野菜たっぷり彩り親子丼」です。
(A)鶏肉(もも または むね):100g
(A)しょうゆ:大さじ2
(A)みりん:大さじ2
(A)生姜・にんにく(すりおろしチューブ):適量
・玉ねぎ:中サイズ1/2個
・ご飯:適量
・卵:2個
・ほうれん草(冷凍カット品):20g
・大豆とひじきの煮物:1/3袋
「大豆とひじきの煮物」は、スーパーのサラダコーナーで密封パック入りのものが120円程度で売られています。
ふだん食べる機会の少ないひじきが摂れ、賞味期限も長めなので冷蔵庫に常備しておくと便利。
①鶏肉を一口大に切る
②(A)の材料をポリ袋に入れ、もみ込んだあと1時間以上冷蔵庫で寝かせる
③(A)と玉ねぎをフライパンに入れ蓋をして煮る
④肉に火が通ったら溶き卵を流し入れる
⑤蓋をして卵が半熟になるまで煮る
⑥大きめの弁当箱にご飯と⑤(親子丼の具)をよそう
⑦解凍したほうれん草、大豆とひじきの煮物をのせて出来上がり
鶏肉:50〜100円
卵:40円
玉ねぎ:20円
ほうれん草:20円
大豆とひじきの煮物:40円
合計:170〜220円
【結果報告】食費節約チャレンジ【5ヶ月目】
【昼食(弁当)+夕食】22,494円
【外食】930円
【合計】25,687円
買い出しは関東のスーパーでも最安レベルの「OKストア」。「楽天ペイ」が使えるので楽天ユーザーにも嬉しいお店です。
・ラーメン:930円
【結果報告】食費節約チャレンジ【6ヶ月目】
【昼食(弁当)+夕食】17,628円
【外食】0円
【合計】19,891円
チャレンジ開始6ヶ月目は前月の反省を踏まえ質素に済ませました。
買い出しは安心の格安スーパー「オーケーストア」で統一。ふだん楽天ペイユーザーの私ですが、マイナポイントの受取りをペイペイにしたので、PayPayでも支払ってみました。
合計は「19,891円」。なかなか「15,000円」の厚い壁は切れません。
【結果報告】食費節約チャレンジ【7ヶ月目】
【昼食(弁当)+夕食】16,065円
【外食】0円
【合計】18,328円
チャレンジ開始7ヶ月目は前月と同じく、なるべく質素な食事で済ませました。
キャンプ用食材の買い出しもあったので1万5千円はオーバーしているものの、チャレンジ開始前に比べるとマイナス1万円の節約です。
オーケーストアで「楽天ペイ」を使い、楽天カードでチャージして支払うと、1.5%ポイント還元も受けられるので、実際はさらに節約できています。
今月のかんたん節約メニュー「自家製燻製ベーコン丼」
今月の節約メニューは、実は自宅で簡単にできる「燻製ベーコン丼」です。
・豚のブロック肉(肩ロースまたはバラ)
・塩:適量
・ブラックペッパー:適量
・お好みのハーブ:適量(あれば)
・燻製チップ(サクラ、クルミなど)、砂糖
・ごはん:茶碗一杯
・キムチ
・ねぎ・ごま:適量
燻製とは、木のチップや茶葉などを熱したときに発生する煙(燻煙)を食材にかけて燻す調理方法。
燻煙の乗った食材は、香ばしい匂いと野性味のある風味になり、ただ焼いただけでは味わえない絶品料理になります。
本格的な燻製は専用の大型スモーカー(燻製器)を使って何時間もかけて行うものですが、自宅のコンロで簡易的に行う方法もあります。
①ブロック肉にまんべんなく塩・ブラックペッパーをすり込ませる
②ポリ袋に入れて2〜3日冷蔵庫で寝かせる
(バジル、ローズマリーなどを一緒にポリ袋に入れると肉の臭み消しになる)
③ポリ袋から出し、肉表面の水気をキッチンペーパーでとり、皿に乗せて冷蔵庫で1日乾燥させる
④好みの燻製チップで20分間燻製し、火を止めて10分間寝かせ、煙を落ち着かせる
⑤仕上がった肉をスライスしてご飯に乗せ、薬味やキムチをそえて出来上がり
自宅のコンロで燻製をするための材料や手順は「100円ショップ 燻製」などで検索すると詳しいサイトが見つかるので、そちらをチェックしてみてください。
1,000円もかからない材料費で、お酒にもあう絶品おつまみが作れてしまいます。
肉など生の食材を燻製した際は、食べる前にスライスしてフライパンで両面をしっかり焼いてください。
豚ブロック肉(カナダ産):100円(100g)
ご飯:0円(ふるさと納税)
薬味・キムチ:50円
燻製チップ:10円
合計:160円
【結果報告】食費節約チャレンジ【8ヶ月目】
【昼食(弁当)+夕食】11,623円
【外食】0円
【合計】13,886円
チャレンジ8ヶ月目は鉄の意志で買い出し費用を抑え、ついに合計「13,886円」。目標の1万5千円を割りました!
・平日の晩は飲食店の誘惑を振り切りさっさと帰宅
・夕食は豆腐やオムレツ、ナッツのみで軽く済ませて早く寝る
・昼は安い鶏肉・卵中心の手作り弁当を持参
・空腹を感じたら温かいお茶を飲んでごまかす
・スマホの買い物メモを見ながら必要最小限の買い出しで済ませる
・主食のお米は「楽天ふるさと納税」で頂いた「実質タダ米」を活用
以上を実践し、何とか目標をクリア。
※楽天ふるさと納税を活用して食費節約するテクニックはこちらの記事で解説しています。
チャレンジ開始から8ヶ月。結論としては、自炊の効率が悪い一人暮らしだと「食費1万5千円」は「かなりしんどい」ことがわかりました。
一方、外食チェーンをうまく使えば毎週外食しても食費3万円を切れるので、一人暮らしなら「自炊+外食」の組み合わせが「ベストバランス」だと考えます。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
今月のかんたん節約メニュー「骨付きビッグチキン」
たまにスーパーに置いてある「若鶏の骨付きもも肉」を使ったごちそうメニュー。
本当はオーブンがあれば良いのですが、一人暮らしで調理器具がなければフライパンでOK。
・若鶏の骨付きもも肉:1本
・塩:適量
・ブラックペッパー:適量
・お好みのハーブ:適量(あれば)
・レモン:1/2個
・カレー粉やチリペッパー(お好みで)
①骨付き肉の両面にまんべんなく塩・ブラックペッパーをすり込ませる
②ポリ袋に入れてレモンを絞り、よく揉み込んで2〜3日冷蔵庫で寝かせる
(バジル、ローズマリーなどを一緒にポリ袋に入れると肉の臭み消しになる)
③ポリ袋から出し、肉表面の水気をキッチンペーパーでとり、皿に乗せて冷蔵庫で1日乾燥させる
④中火のフライパンで皮目から焼き、焦げ目がついたら裏返して蒸し焼きにする。
⑤包丁を入れてみて中まで火が通っていれば出来上がり
塩漬けにして熟成〜乾燥工程を経ることで、旨味が凝縮され、肉質も引き締まります。
厚みのある骨付きももはフライパンだと中まで火を通すことが難しいので、包丁で肉に切れ込みを入れたり、フライパンに蓋をしてじっくり蒸し焼きにすると火が通りやすいです。
若鶏の骨付きもも肉:250円(1本)
レモン・調味料:50円
合計:300円
【まとめ】「食べ物が多すぎる」社会だからこそ「食べ方」を見直そう
以上、「食費・月1万5千円チャレンジ!一人暮らしの食費はどこまで節約できるか検証」でした。
・食費をケチって不健康になるのは本末転倒。上手に「食費節約」を
・「パスタだけ」のような極端な食事は健康リスクが高い
・安いスーパーを探し回るより「買い物回数」を減らすほうが効果大
・「買い物メモ」で買い物時間を短縮する
・長期保存できる食材はネットで「まとめ買い」も効果的
日本は徒歩圏内に複数のコンビニや外食チェーン店があるなど「食べ物を簡単に買える」便利さがある一方で、「食料廃棄問題」など負の側面を持っています。
日本では、年間2,759万トン(※)の食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は643万トン(※)。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成29年で年間約380万トン)の1.7倍に相当します。
これから一人ひとりが余分な食費を見直して「本当に必要な分だけ食べる」世の中に変わっていけば、こうした問題も少しずつ良い方向に向かっていくのかもしれません。
たかが「食費節約」ですが、これからの「食べ方」を見直すいい機会にできればと考えています。