ども。さん太(@PonkotsuSanta)です。
働き方改革が世間に浸透してきて、良くも悪くも平日の「アフター5」や休日に自由にできる時間は増えました。
さて、この自由時間ですが、皆さんは何に使われていますか?
勉強、副業(複業)、家族との時間に充てるのも素敵ですが、人生をより楽しむためには「趣味」に磨きをかけていくのも有効な時間の使い方だと思います。
本記事は、過去に「30種類以上」の趣味を経験している私が厳選する「一生涯楽しめて世界が広がるおすすめの趣味」と「30代からの趣味の極め方」についてまとめています。
・趣味をきっかけに出会いや人脈を増やしたい
・趣味を磨いてお小遣いが稼げたら良いなと思う
・飽きやすく、一生続けたいような趣味に出会えていない
・空き時間はついスマホやテレビを見てしまう。時間を有意義に使いたい
・趣味は形から入るタイプなので、道具を一式そろえたところで飽きてしまう
【30代の趣味探し】ずっと続けられる最高の趣味に出会うには?
20代も後半に差し掛かり、「アラサー」になってくると、あっという間に30歳になってしまいます。
私の場合は、28〜30歳ごろまで「うつ病」に悩まされていたので、「気がついたら」30代になっていた…という感じでした。
※うつ病克服までの過程は別記事にまとめています。
30代は趣味との付き合い方を変える「転換期」
アラサーになると、仕事やプライベートで色々なライフスタイルの変革が起きてきます。
昇格、管理職登用、部下の育成、結婚、出産、転職、など…。
そうすると、必然的にお金や時間の使い方は変わります。
若い頃は誘われるまま、興味の向くまま取り組んでいた趣味も「30歳」を目安に一度「棚卸し」することをおすすめします。
「30代からの趣味探し」の方法
20代後半になると、周りの友人や同僚は次々と結婚し、30代ではどこか新しい場所に出かける機会がめっきり減ります。
そのため、30代からは自分から積極的に動いて「趣味探し」をしないと、出会いのないまま月日が経ってしまいます。
「趣味は子供」というのも良いですが、何か夢中になれる「大人の趣味」を一つ持っておけば、子育ての息抜きもでき、子供が大きくなってからは一緒に楽しむこともできます。
・ブログやSNSから情報収集する
・習い事や通信教育を受けてみる
・ママ友・パパ友、友人からおすすめの趣味を聞く
・文化センターやイベントの「〇〇体験教室」に参加する
・学生時代やっていたスポーツの「社会人サークル」に参加する
多趣味は無趣味?アラサーからは趣味も「厳選」して「極める」べき
私は昔から飽きっぽく、長く同じことを続けられない性分でした。
「趣味の多さ」=「経験値の多さ」だと信じていた頃もあったので、とにかくいろんな趣味に手を出しては、ある程度できるようになったところで「飽きて」しまうのです。
イラスト(アクリル水彩)
読書
小説
TVゲーム
音楽鑑賞(ライブ/フェス)
インテリアコーディネート
料理
ギター
模型作り
電子工作
旅行
映画鑑賞
自転車(ロードバイク)
マラソン(ランニング)
英語スピーチ
映像編集
ダーツ
ビリヤード
ボーリング
書道
カメラ
コーヒー(紅茶)
ボランティア(清掃活動など)
ゴルフ
ダイビング(シュノーケリング)
ウェイクボード
スノーボード
ボルダリング
テラリウム作り
キャンプ
釣り
資産運用(株取引・FX等)
ブログ・SNS
瞑想(マインドフルネス)
ちなみに30代までに「やめた(引退した)」趣味は、理由も含めて以下の記事で解説しています。
さらに私の場合「形から入るタイプ」ので、辞めてしまうと道具だけが残り、お金がかかったのに何物にもならず後悔の繰り返しでした。
私が過去に買って失敗、後悔、損した商品のリストはこちら。
そんな20代の数々の失敗から、今言えることは少なくとも「30歳」からは趣味は厳選すべきということです。
多趣味であることのデメリット
「多趣味」には、ざっとこれだけのデメリットがあります。
- 1つの趣味にかけられる時間が少なくなる
- お金がかかる趣味を複数持つと貯金しにくくなる
- 人付き合いが薄く広く増えてしまう
若く責任が軽いうちは、多少遊び呆けることも自分の引き出しを増やすことに繋がると思います。
しかし社会的な責任が増えてくる30代は、お金と時間の使い方、人付き合いを「見極めていく」必要があります。
趣味を極めることのメリット
逆に、趣味を1〜3つほどに絞って取り組めば、これだけのメリットが増えます。
- 1つの趣味に没頭できるので習熟度が高くなる
- お金をムダにかけなくていい
- 趣味の道具を減らせて家にスペースができる
- 時間をかけて密な人間関係が育まれる
- 人に教えたり、頼られるようになる
- 場合によってはお金になったり本業のプラスになることもある
そこで、次の「3つの視点」を使って選んでいくことをオススメします。
自分に最適な趣味を見極める3つのポイント
人間は誰しも、合理性より感情や惰性を優先してしまう生き物です。
なので、「やめよう」と思っても、人に誘われたらつい遊んでしまいますし、せっかく買った道具を「高かったから」と言って処分できないものです。
そこで私の場合は、趣味を絞り込むために次の3点を考えてみました。
- 長期的な視野で考える
- 合理性を考える(コスパとリスク)
- 人的ネットワークの広がりを考える
長期的な視野で考える
「今」楽しいことは素晴らしいことですが、それよりも人生の長いスパンで考えてみます。
例えば、シーズンが限られる趣味や、準備や移動などに時間がかかるため頻繁にできない趣味は、長く続けるのに不向きです。
ダイビングなど特殊な技術が必要な趣味は、少しブランクが空くと、思い出すのに時間がかかります。
よほど気軽に行ける環境がないと、結婚・転職・転勤などで遠のいてしまい、長く続けることは難しくなります。
体力的・経済的に考えて「60歳以降も続けられる趣味か?」を一度考えてみるのがいいでしょう。
また、パートナーと一緒にできる趣味、子供が大きくなってから一緒にできそうな趣味かどうかも大切な視点だと思います。
合理性を考える(コスパとリスク)
お金のかかりすぎる趣味も、一生続けるのには向いていません。
専用の道具を使うものは、装備一式を揃えるのに数万〜数十万のコストがかかりますし、メンテナンスにも毎年お金がかかります。
さらに道具一式を置いておくスペースも必要です。
また、時間も結局はお金に換算されますから、時間のかかる趣味も同様に「お金のかかる趣味」と言えます。
次に、「リスク」についてですが、一番に考えられるのは「故障リスク」です。
これはケガ、病気などをしやすいかどうかです。
わかりやすいのがスノーボード。
スノーボードは数少ない「冬を楽しめる」スポーツで、自由に滑れるようになればとても楽しい趣味です。
しかし、ここ数年は地球温暖化の影響なのか降雪は減っていき、十分な営業ができないスキー場が増えています。
すると、限られたスキー場、コースにスキーヤー、スノーボーダーが押し寄せるため、必然的に事故のリスクは高まります。
特にスノーボーダーはファッション性重視でヘルメットをかぶらない方が多いので、場合によっては自分が加害者になるリスクもあります。
以上のように「費用」と「リスク」、それに対して得られる「満足感」を天秤にかけて考えると、主観的な「好き嫌い」を抜きにした客観的な視点で取捨選択ができます。
【人脈づくり】人的ネットワークの広がりを考える
趣味は極論でいえば「自分が楽しければ良い」のですが、趣味を通じて同好の友人ができることも楽しみの1つです。
特に社会人になると、利害関係抜きに付き合える友人を作るのは困難になるため、同好会やサークルは貴重な出会いの場になります。
サークルはインターネット経由で探したり、ショップの店員さんから情報がもらえることもあります。
サークルに参加してみて、今後目標にしたい、関係を深めたいと思える方が多くいれば一生の財産になりますし、その趣味をより極めるモチベーションにもなります。
趣味も極めれば「お金が稼げるレベル」に到達する
趣味が上達して、例えば「登山と言えば○○さん」と周りに認知されるレベルになると、意外なところで仕事に結びついたり、趣味そのものがお金を生むこともあります。
例えば私の場合は、中学生くらいから(暇だったので)絵を描いていたところ、いつしか似顔絵でお金が頂けるようになり、気がついたらデザインの仕事をしています。
一時期カメラにハマった時期には、結婚式やイベントのカメラマンとしてお小遣い稼ぎになったりもしました。
さらに極めれば、講師役として需要があるほか、ブログ・SNSなどで情報発信すれば、広告収入などで副業収入が見込めます。
スキルを直接売買できるインターネットサービスで自分の特技を販売しても良いでしょう。
スキルのフリマサービス「ココナラ」なら、イラストや映像編集、作曲など、自分のスキルをフリーマーケットのように値段をつけて販売することができます。
【出典:スキルのフリーマーケット「ココナラ(coconala)」】
30種類以上から厳選した「おすすめの趣味3つ」
以上を踏まえて、私が30種類以上経験した趣味のうち費用対効果が良くて、長く続けられるものをピックアップしました。
キャンプ
現在は「第二次キャンプブーム」とも言われ、キャンプ人口は増加傾向にあります。
今後一層、デジタル化&自動化が進む世の中において、無機質な日常に疲れた人々が「大自然に囲まれる癒やし」を求めるのは必然かもしれません。
キャンプはアウトドアの趣味ながら、「登山」「ロードバイク」「テニス」などのように体力を必要としません。
そのためハードなスポーツが苦手なインドア派の方でも気軽に始められます。
また、キャンプは、カメラ・釣り・料理・登山などとも相性が良いので、それらが元々好きな人はより楽しめると思います。
キャンプ道具はピンキリですが、最近は1万円代のテントでも十分な性能があるため、少しずつ買い足していくと良いでしょう。
私がよくチェックしているのがネット大手のアウトドアショップ「naturum」。
20年以上続く有名なアウトドア専門のショップで、有名ブランドのキャンプ道具が一通り揃います。
そして近年要注目なのが、ナチュラム限定のオリジナルブランド「Hilander」シリーズ。
私もHilanderのインフレーターマットを使っているのですが、安いのにしっかりした造りで、シンプルなデザインが気に入っています。
他にもコスパの高いアイテムが揃っているので、手軽に本格的なキャンプを始められます。
日本はキャンプ場が多く、真冬を除けばほぼ一年中楽しめるのも嬉しいところ。
また、道具をある程度揃えてしまえば、キャンプ場の利用料金は1000〜5000円程度なので、大人の趣味としては意外とお金がかかりません。
「車がない!」という人は、自分の道具だけをバックパックで持参して、他の方の車に乗せてもらう手もあります。
ブログ
もともとこのブログは、私のうつ病療養のために始めたのがきっかけですが、ありがたくも多くの方に見て頂けるようになりました。
ブログというと、世間的な副業ブームの影響もあって「アフィリエイト」「お小遣い稼ぎ」的なイメージが強いです。
しかし私は「自分が楽しんで続けること」「知識やノウハウをアウトプットすること」「ブログを通じて人との繋がりが増えること」を念頭において取り組めば、十分に「コスパの良い趣味」だと考えています。
「稼ぐこと」を目的にしないブログ活用術はこちらから。
現在は「はてなブログ」など無料のブログサービスも充実していますし、元手もほとんどかかりませんので。
ブログを続けていくと、専門職でなければ普段使わない「ライティング」「WEBマーケティング」スキルが伸びるので、他のスキルと掛け合わせて自分の市場価値を伸ばすこともできます。
資産運用(投資)
もう一つ、最高に費用対効果が高くて実益を兼ねた趣味が「資産運用(投資)」です。
インデックス型の投資信託なら100円からの少額からスタートできて、経済や数字の勉強にもなるので、まさに「30代からの趣味」に相応しいでしょう。
私が実践して成果を上げている「がんばらない投資術」は、以下の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】趣味を「極める」ことで自分らしい生き方に近づく
以上、【30代の趣味探し】一生涯の趣味を「極める」3つのポイントについてまとめました。
・多趣味は無趣味。アラサーからは趣味を「厳選」して「極める」ことが大事
・趣味も極めれば「お金がもらえる」レベルになる
・30代からのおすすめ趣味は「キャンプ」「ブログ」「資産運用(投資)」
現在無趣味で、「一生の趣味を探している」という方にとって、本記事が趣味探しのきっかけになれば幸いです。
逆に多趣味な人にとっては、始めることよりやめること、増やすことより減らすことの方が難しいかもしれません。
たとえば園芸では、植物を形良く元気に育てるために、余計な枝を切り落とす剪定のテクニックが必須となります。
人生も同じで、「なんとなく今が楽しいから」やっている趣味や娯楽が多いと、それらにお金や体力・時間を奪われて自分が本来すべきことが見えにくくなりがちです。
「何か時間が足りないな」「出費が多いな」と感じたら、ぜひ今回ご紹介した「3つのポイント」を使って、自分の趣味・娯楽の「見極め」を行ってみてください。
趣味の道具を一掃して持ち物を「半分以下」にした片付け術はこちら。
1つの趣味を「極める」視点で考えれば、無理なく続けられる趣味の数は必然的に1〜3つほどに絞られるはずです。
厳選して最後に残ったものだけが、本当に大切にしたい「自分らしい趣味」と生き方だと思います。