ども。さん太(@PonkotsuSanta)です。
「貯金がほとんどない」
「働き方改革で残業代が減って苦しい」
20代〜30代の仲間や同僚と話していても「お金がない問題」はたびたび話題に上ります。
すると「オレも」「私も」と、みんな同調・同情の雰囲気になるので、私の何となく話を合わせるのですが、
「お金がない問題」を解決するには、収入を増やすか支出を減らすかしかありません。
収入を増やすためには、昇進昇給を目指したり、投資や副業を始めるなど方法があります。
でも、ちょっと待って。
日本経済が伸び悩む中、収入を増やすのはなかなか難しいですよね。
その前に、実は少し変えるだけで「お金が貯まる家計」になる行動や習慣があるんです。
・セールやポイント還元につい惑わされてしまう
・賢く家計管理しているはずだけど、イマイチ貯金ができない
・消費税増税前にまとめ買いしておいたほうが良いのか悩む…
お金が「貯まる」「貯まらない」の違いとは?
私は兄弟の多い貧しい家計で育ったため、人よりも少し、お金の重みを考えながら育ちました。
そこで色んな人を観察して「お金が貯まる人」「お金が貯まらない人」の違いはちょっとした行動の違いであることに気づきました。
・お金を使うべきではないものには徹底的に使わない
・逆に使うべきところには必要な金額をかける
・お金を使うべきではないものにまで使ってしまう
・逆に使うべきところにかけるお金がなく、ケチってしまう
短く言うと、「合理的な行動」ができるかどうかが、貯金ができる・できないの明暗を分けているのです。
また、自分で「合理的だ」と思っている行動は、実は逆効果だということもよくあります。
今回は、そんな「実は合理的でない行動」についてご紹介します。
飲み会に行く
飲み会は原則行かないことにしています。
行くとしても、本当に親しい間柄の仲間や「かける費用以上の価値がある場合」のみ。
例えば、毎週一回3時間、会費5000円の飲み会に参加するとします。
この時かかる費用は、実は5000円ではありません。
もし時給2000円の人ならば、×3時間で6000円(+交通費)の「見えないコスト」がかかります。
タクシー・電車などの交通費を1回1000円とすると、1回の飲み会の実質コストは12000円。
これをすべて断ると、1年(52週)では62万4000円にもなります。
たかが飲み会ですが、1年間積もり積もれば、海外旅行に何回か行ける費用がかかっているのです。
「時間も費用」である意識をもつと、様々な判断がしやすくなります。
冠婚葬祭に出席する
私は田舎住みなので、冠婚葬祭と聞くと、声がかかったら「何を差し置いても馳せ参じねば!」という古風な風潮がいまだにあります。
そして、大人数で、大きく盛大にやることを善しとする、バブリーな見栄っ張り意識も根強いです。
しかし、昔は昔の話です。
交友が広いと、色々なところから声がかかりますが、本当に出席すべきかどうかは見極めが必要です。
例えば、冠婚葬祭に行くかどうかの「マイルール」を決めておきます。
・親族または親友、付き合いの深い方のみ
(自分の結婚式に呼ぶ人)
・出席は披露宴までで、2次会は参加しない
●葬式
親族または、生前の付き合いの深かった方本人のみ
私も典型的な「断りづらい日本人」でした。
しかし断ることを習慣化すると、だんだんと判断ができるようになり「見極める力」が磨かれます。
食料や日用品をまとめ買いする
昔は珍しかった、大容量商品を扱った業務用スーパーも、今ではすっかり全国で定着した感があります。
またAmazonなど通販でも消耗品は「まとめ買い」が多く用意されています。
「まとめ買い」すると、たしかに1個あたりの値段は安くなります。
しかし、大量に買ってしまった分は「在庫」として家に置かれることになります。
すると、下記のようなデメリットやリスクが生まれるので、これらも考慮した上で「本当にお得かどうか」判断する必要があります。
・食べきれずに廃棄してしまう
・または、無理に食べて健康を害する
・保管スペースに困る
・使い切るまで買い替えができない
これらを考えると、「まとめ買い」が必ずしもおトクとは限りません。
大量仕入れ・大量販売で利益を上げたい「お店側の都合」に乗せられているだけではないか?と、一旦立ち止まって考えて見る必要があります。
少しでも安い商品を買い求める
私の実家は貧しかったので、毎日スーパーのチラシを見ては
「野菜は〇〇スーパーが安い」
「▲▲スーパーは、今日肉の特売日」
というふうに、1円でも安い食材を求めて何軒もスーパーをはしごしていたのを覚えています。
しかし先ほども書いた「時間の価値」を意識すると、わずかな安値のために遠くの店にわざわざ行くことは割に合いません。
また、ネット通販も同じく、家電を100円でも安く買うために、各店の値段、ポイント還元をチェックして比較し、買うまでに時間をかけるのはもったいないです。
最安値を追い求めるとキリがありません。
手早く信頼できる店で「満足できる値段」で買えれば十分なのです。
食べ放題・ビュッフェレストランに行く
最近の「食べ放題」は価格競争の結果、かなりリーズナブルで食べられるようになりました。
しかし、どう頑張っても割に合わないようにできています。
どれだけたくさん食べたとしても、です。
なぜなら、「まとめ買い」と同じく適正量を超えて食べ過ぎてしまうから。
食べ過ぎたカロリーは消費しないと蓄積されますが、運動で消費するのは実はかなり難しいのです。
体型をキープするには、運動ではなく、食事から見直すことが最も大切です。
お金をかけず無理せず体脂肪を落とすダイエットについては、別記事にまとめています。
ランチの食べ放題は1500〜2000円程度のところが多いと思いますが、同じお金で量は少なくても質の良いレストランに行くほうが賢明です。
毎月定額サービスを使う
毎月会費や利用料のかかるサービスは、確実に使うもの(家賃・水道光熱費など)以外、極力契約しない方が良いです。
最近は、インターネットで動画見放題、本や雑誌読み放題などのサービスが多くあります。
月額1000円程度で、見放題・読み放題と言われれば、とてもお得に感じます。
しかし、私たちが使える時間は有限です。
月額サービスを契約してしまうと、「元をとらなきゃ」という心理が働いて、余計な動画や本まで見てしまいがち。
有料動画で勉強するときも「短期集中」スタイルは応用できます。
いらないものを捨てない
ミニマリストになる必要はありませんが、全く使わないものをずっと持ち続けるのは考えもの。
「高かったし、もったいない」という気持ちはわかりますが、それでも「いつか捨てなくてはならない日」が来ます。
なぜなら、誰しもいつかこの世を去る日が来るから、です。
古くてボロボロになったものを使い続けると、ケガや思わぬトラブルの原因にもなります。
修理できないレベルに使い古したら、感謝しながらも処分しましょう。
まだ十分使えるものであれば、人にゆずったり、リサイクルショップに売るのも手です。
ポイントを貯める
賢く使えばお得な「ポイント」ですが、ポイント集めが「目的」になっている人は要注意。
ポイントは「使うため」にあり、貯めるものではありません。
ポイントの一番いい使い方は「投資すること」です。
例えば、「楽天証券」では、楽天ポイント(期間限定ポイントを除く)で投資信託などの商品を買えます。
これに対抗して「SBI証券」でも、2019年7月から「Tポイント」を使って投資が行えるようになりました。
ポイントには有効期限がありますが、投資信託などに替えておけば期限はなくなります。
また、うまく株価が上がってくれれば値上がり益も期待できるのでオトクです。
投資経験ゼロから始める資産運用方法は別記事をご覧ください。
余談ですが、ネットではよく「ポイントがザクザク貯まるテクニック!」という記事を見かけます。
しかし時給換算すると「雀の涙」なので、その分普通に働いたり勉強した方がまだマシです。
6月24日から楽天銀行での楽天ポイント稼ぎが難しくなるので、対策記事が出ていますが…
この記事の方法では2分かけて3ポイント(3円)
→時給換算で「90円」お得かどうかを判断するのには、ちゃんと時給換算が必要ですね😅
https://t.co/NM0mrzVMdh— ポンコツさん太@SUMMER VACATION (@PonkotsuSanta) June 17, 2019
食費を必要以上にケチる
家族会議で、「節約しよう」となると決まって削られるのが食費です。
また、「今月金欠なんだよね」と言って、お昼ご飯をカップ麺で済ませているサラリーマンは、どの会社でも見かけると思います。
しかし食事は、健康を作る上で欠かせないもので、もっとも削ってはならない費用の1つです。
車のガソリン代がもったいないからといって、間違っても水道水は入れないですよね?
同じように人間のからだも「必要な栄養」をバランスよく補給しないと本来のパフォーマンスが発揮できないようになります。
また、食事をおろそかにしていると、メンタル面でも不調を抱えやすくなるので注意。
安くて栄養価の高い食材紹介、メンタル不調の対策法は別記事にまとめています。
見栄を張る
人が「物を買う」動機は、だいたい以下の3つです。
- 生きるため(衣・食・住・仕事道具など)
- 必需品ではないが生活を豊かにするため(趣味やお酒など嗜好品)
- 周囲に対して優越感を得るため(見栄を張る)
①は、生きるために必ず必要な出費です。
②は、人間としての「その人らしさ」を形作る上で、ある意味でこれも必要経費です。
しかし③はどうでしょう?
ちょっと自慢したいために、ブランド品を買う、いいホテルに泊まる…
見栄を張るには相応のお金がかかります。
対して得られるのは、わずかな時間の優越感のみ。
そして、上には上がいるのです。
「見栄」はなるべく若いうちに捨ててしまったほうが、後の人生がぐっとラクになります。
見栄を張りたい心理は、裏返すと、「何かで飾らないと自分に自信がもてない」ということでもあります。
そういった方はこちらの記事が参考になります。
【まとめ】小さな行動の積み重ねが大きな結果を生む
以上、「【貯金ができない本当の理由?】実は合理的でない10の行動」について書きました。
中には、一見大した事のないように見える行動や習慣も含まれていますが、「チリも積もれば山となる」です。
経済が右肩上がりで、がんばって働いていれば給料が増え豊かになれる時代は、細かいことを気にしなくても良かったかもしれません。
しかし「一億総中流」といわれた時代は終わり、周りと同じように考えて行動していては行き詰まるご時世になりました。
逆に、自分の頭で考え行動できる人にとっては、チャンスのある面白い時代とも言えます。